2022.08.26 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 6 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
● DeNA 3 - 6 ヤクルト ○
<17回戦・横浜>
首位迎撃を狙う三浦ベイスターズに立ちはだかったのは、ヤクルトの主砲・村上宗隆だった。
両軍スコアレスの6回、大貫晋一は粘りのピッチングを見せていたが、先頭の山崎晃大朗に不運な内野安打で出塁を許すと、3番に入った山田哲人にセンター前へ運ばれ無死一・二塁のピンチ到来。ここで迎えたのは村上宗隆。じっくりと間合いを取りながらフルカウントまでもつれた勝負は、甘く入ったスプリットをライトスタンドまで運んだ4番に軍配。
第2打席までは完璧に抑えていたが、ここ一番の場面での大きすぎる一発に、ポーカーフェイスの大貫も思わず顔をしかめた。気落ちした大貫は続く青木宣親にもヒットを許し、中村悠平にバントを決められ悔しい降板。あとを継いだ宮國椋丞もホセ・オスナに2ランを許し、一挙5点のビッグイニングで試合の主導権を握られた。
直後の6回裏の攻撃で、代打・戸柱恭孝の特大ソロと、牧秀悟の2ランですぐさま追撃体制を整えたが、7回に3番手・三上朋也が村上に2打席連続のソロホームランを浴びてしまい、再び試合の流れはヤクルトペースに。終盤3イニングはパーフェクトリレーで抑え込まれ、大事な首位攻防第1ラウンドを落としてしまった。
試合後、三浦大輔監督は6回に村上に許した先制3ランの場面を「(ボールカウント)3-2のノーアウト一・二塁と厳しい場面ですけどね…結果3ランホームラン。痛い3ランになりましたね」と振り返り、「攻めた中でゾーンに残ってしまったってことですね」と分析。三上が浴びた2本のソロアーチには「ノーコメント。1本目と2本目は違います」と語気を強めた。
ただ、先制された直後に3点を返した攻撃については「戸柱が代打で打ってくれて、まだまだ繋がって牧もそうですけど。無抵抗ではなかった」と打線を評価。結果的に3点を奪ったことで、ヤクルトブルペンから石山泰稚、清水昇、スコット・マクガフといった“勝ちパターン”の投手を引っ張り出すことにも成功した。
投手陣では、前日に2イニング・24球を投げた坂本裕哉が、2連投で9回のマウンドに上がり1回無失点。三浦監督は「いい投球をしてくれました。連投でも球威が落ちることなくしっかりと投げてくれたと思います。いまのポジションでもブルペンに入って新しい坂本を見せてくれた」と評価し、疲弊気味のリリーフ陣にも光明が差した。
「3連戦の初戦を取れなかったのは痛い」と素直な心境も吐露しながらも「あす取り返すチャンスはありますし、やってきたことは間違っていない。選手たちも力を付けてきたことは間違いないんでね。また自信を持って集中して全員で取り返せるように、悔しさを明日にぶつけられるようにやっていく」と目をギラつかせた指揮官。
首位とのゲーム差は「5」に広がったが、ミラクルを信じる満員のベイスターズファンのためにも、下を向く時間はない。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<17回戦・横浜>
首位迎撃を狙う三浦ベイスターズに立ちはだかったのは、ヤクルトの主砲・村上宗隆だった。
両軍スコアレスの6回、大貫晋一は粘りのピッチングを見せていたが、先頭の山崎晃大朗に不運な内野安打で出塁を許すと、3番に入った山田哲人にセンター前へ運ばれ無死一・二塁のピンチ到来。ここで迎えたのは村上宗隆。じっくりと間合いを取りながらフルカウントまでもつれた勝負は、甘く入ったスプリットをライトスタンドまで運んだ4番に軍配。
第2打席までは完璧に抑えていたが、ここ一番の場面での大きすぎる一発に、ポーカーフェイスの大貫も思わず顔をしかめた。気落ちした大貫は続く青木宣親にもヒットを許し、中村悠平にバントを決められ悔しい降板。あとを継いだ宮國椋丞もホセ・オスナに2ランを許し、一挙5点のビッグイニングで試合の主導権を握られた。
直後の6回裏の攻撃で、代打・戸柱恭孝の特大ソロと、牧秀悟の2ランですぐさま追撃体制を整えたが、7回に3番手・三上朋也が村上に2打席連続のソロホームランを浴びてしまい、再び試合の流れはヤクルトペースに。終盤3イニングはパーフェクトリレーで抑え込まれ、大事な首位攻防第1ラウンドを落としてしまった。
三浦監督「無抵抗ではなかった」
試合後、三浦大輔監督は6回に村上に許した先制3ランの場面を「(ボールカウント)3-2のノーアウト一・二塁と厳しい場面ですけどね…結果3ランホームラン。痛い3ランになりましたね」と振り返り、「攻めた中でゾーンに残ってしまったってことですね」と分析。三上が浴びた2本のソロアーチには「ノーコメント。1本目と2本目は違います」と語気を強めた。
ただ、先制された直後に3点を返した攻撃については「戸柱が代打で打ってくれて、まだまだ繋がって牧もそうですけど。無抵抗ではなかった」と打線を評価。結果的に3点を奪ったことで、ヤクルトブルペンから石山泰稚、清水昇、スコット・マクガフといった“勝ちパターン”の投手を引っ張り出すことにも成功した。
投手陣では、前日に2イニング・24球を投げた坂本裕哉が、2連投で9回のマウンドに上がり1回無失点。三浦監督は「いい投球をしてくれました。連投でも球威が落ちることなくしっかりと投げてくれたと思います。いまのポジションでもブルペンに入って新しい坂本を見せてくれた」と評価し、疲弊気味のリリーフ陣にも光明が差した。
「3連戦の初戦を取れなかったのは痛い」と素直な心境も吐露しながらも「あす取り返すチャンスはありますし、やってきたことは間違っていない。選手たちも力を付けてきたことは間違いないんでね。また自信を持って集中して全員で取り返せるように、悔しさを明日にぶつけられるようにやっていく」と目をギラつかせた指揮官。
首位とのゲーム差は「5」に広がったが、ミラクルを信じる満員のベイスターズファンのためにも、下を向く時間はない。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)