2022.08.28 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 4 | 終了 | 5 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
● DeNA 4 - 5 ヤクルト ○
<19回戦・横浜>
一度は追いついた。誰も諦めなかった。ただ燕の怪物を止めることが出来なかった。
ゲーム序盤は昨日までの流れを引きずっているようなゲーム展開だった。
連敗ストッパーを託された先発・京山将弥は初回2三振を含む三者凡退と最高の立ち上がり。その裏の攻撃で二死満塁のチャンスを作ったが、絶好機でネフタリ・ソトが中飛に倒れ、原樹理から先制点を奪うことは出来なかった。
直後の2回、京山は今カードで大暴れの村上宗隆を四球で歩かせると、ホセ・オスナ、パトリック・キブレハンの連打であっという間に先制を許し、一死一・二塁で併殺を焦ったソトがセカンドへ悪送球で2失点。3回にも山田哲人にソロを浴び、3点ビハインドの苦しい展開となってしまった。
それでも、1点を返して潮目が変わりつつあった6回、相手先発の原が突如乱れ無死満塁のチャンスが訪れると、三ゴロを打ったソトが全力走塁で併殺を免れ1点をもぎ取り、続く大和のタイムリーで1点差。さらに代打で登場の大田泰示の犠牲フライで同点に追いつくことに成功した。
しかし同点の7回、“村上退治”へ満を持して投入したエドウィン・エスコバーがカウント3-2から投じた152キロのツーシームをライトスタンドへ放り込まれ万事休す。三冠王をひた走る怪物に煮え湯を飲まされる結果となった。
試合後、三浦大輔監督は「もちろん上にいるチームをっていうところでいって3連敗ですから。痛い3連敗ですし悔しい3連敗です。めちゃくちゃ痛いです」と結果を受け止め、今カード11打数9安打、4本塁打、9打点と打ち込まれた村上については「結果3連戦、抑えることが出来なかったですから…やれらましたね」と唇を噛んだ。
ただ、5回無死満塁のピンチで登板し1失点で踏ん張った2番手・平田真吾については「ああいう状況で苦しい場面で行ってもらいましたけど、本当に経験のある投手が腹くくって、落ち着いて最少失点であの回を乗り切ってくれました。なんとかそこで踏ん張る事ができたからこそ、一時は追いつけたと思います。ナイスピッチングです」と評価。
貴重な打点をマークした大和と大田泰示にも「やはり経験のある選手ですし、ベテランですし、チームにまた勢いをつけてくれる、そういうプレーをしてくれてます」と“オーバー30”に賛辞を惜しまなかった。
3連勝なら首位と1ゲーム差という可能性もあった大事なカードで3連敗を喫し、再びヤクルトの背中が遠のく格好となったが、「まだ終わりじゃないし、可能性があるわけですから」と指揮官。「選手たちもコーチもスタッフもファンの方々もホームで悔しい思いしましたから、明日からまだまだ終わりじゃないってことをしっかりと、もう一度みんなでね、上に上がっていけるように。心を一つにしてもう一度」と言葉に力を込めた。
週明けの火曜日からはホームで中日3連戦。9月の超過密スケジュールが目前に迫るなか、再びファイティングポーズをとりチームの立て直しを図る。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<19回戦・横浜>
一度は追いついた。誰も諦めなかった。ただ燕の怪物を止めることが出来なかった。
ゲーム序盤は昨日までの流れを引きずっているようなゲーム展開だった。
連敗ストッパーを託された先発・京山将弥は初回2三振を含む三者凡退と最高の立ち上がり。その裏の攻撃で二死満塁のチャンスを作ったが、絶好機でネフタリ・ソトが中飛に倒れ、原樹理から先制点を奪うことは出来なかった。
直後の2回、京山は今カードで大暴れの村上宗隆を四球で歩かせると、ホセ・オスナ、パトリック・キブレハンの連打であっという間に先制を許し、一死一・二塁で併殺を焦ったソトがセカンドへ悪送球で2失点。3回にも山田哲人にソロを浴び、3点ビハインドの苦しい展開となってしまった。
それでも、1点を返して潮目が変わりつつあった6回、相手先発の原が突如乱れ無死満塁のチャンスが訪れると、三ゴロを打ったソトが全力走塁で併殺を免れ1点をもぎ取り、続く大和のタイムリーで1点差。さらに代打で登場の大田泰示の犠牲フライで同点に追いつくことに成功した。
しかし同点の7回、“村上退治”へ満を持して投入したエドウィン・エスコバーがカウント3-2から投じた152キロのツーシームをライトスタンドへ放り込まれ万事休す。三冠王をひた走る怪物に煮え湯を飲まされる結果となった。
三浦監督「心を一つにしてもう一度」
試合後、三浦大輔監督は「もちろん上にいるチームをっていうところでいって3連敗ですから。痛い3連敗ですし悔しい3連敗です。めちゃくちゃ痛いです」と結果を受け止め、今カード11打数9安打、4本塁打、9打点と打ち込まれた村上については「結果3連戦、抑えることが出来なかったですから…やれらましたね」と唇を噛んだ。
ただ、5回無死満塁のピンチで登板し1失点で踏ん張った2番手・平田真吾については「ああいう状況で苦しい場面で行ってもらいましたけど、本当に経験のある投手が腹くくって、落ち着いて最少失点であの回を乗り切ってくれました。なんとかそこで踏ん張る事ができたからこそ、一時は追いつけたと思います。ナイスピッチングです」と評価。
貴重な打点をマークした大和と大田泰示にも「やはり経験のある選手ですし、ベテランですし、チームにまた勢いをつけてくれる、そういうプレーをしてくれてます」と“オーバー30”に賛辞を惜しまなかった。
3連勝なら首位と1ゲーム差という可能性もあった大事なカードで3連敗を喫し、再びヤクルトの背中が遠のく格好となったが、「まだ終わりじゃないし、可能性があるわけですから」と指揮官。「選手たちもコーチもスタッフもファンの方々もホームで悔しい思いしましたから、明日からまだまだ終わりじゃないってことをしっかりと、もう一度みんなでね、上に上がっていけるように。心を一つにしてもう一度」と言葉に力を込めた。
週明けの火曜日からはホームで中日3連戦。9月の超過密スケジュールが目前に迫るなか、再びファイティングポーズをとりチームの立て直しを図る。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)