ラオウ不在の中で奮闘!
オリックスが敵地で楽天に連勝。
31日の試合は投打が噛み合い8-3で快勝。特に存在感を放ったのが、「5番・一塁」で先発出場した頓宮裕真だ。
0-2とリードを許して迎えた第1打席。四球の吉田正尚を一塁に置き、1ボール・1ストライクから辛島航のチェンジアップをフルスイング。打球はレフトスタンドに吸い込まれる今季6号の同点2ランとなる。
3-3の同点、二死ながら一・二塁というチャンスで巡ってきた第2打席では、初球のスライダーを捉えて打った瞬間に確信。2打席連発の今季7号は試合をひっくり返す3ラン。2打席で5打点を荒稼ぎした。
その後の3打席は凡退となったが、左腕・辛島の攻略にひと役買った25歳。31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した岩本勉氏も、「勝利の一番の原動力でしたよね」と活躍を称えた。
同じく番組に出演した谷繁元信氏も「率はあまり良くないですが、やっぱり長打の魅力を持っていますよね」とし、持ち味であるパワーに熱い視線を送る。
また、自身初という2打席連発について、岩本氏は「1本目がチェンジアップで、2本目はスライダーが甘く入ったもの。変化球をうまく引き付けて自分のポイントで打ったというところで、今後の見通しも非常に明るくなりますよね」と、その内容についても賞賛。
オリックスのラインナップを改めて見返したうえで、「今はラオウ杉本(裕太郎)が不在という中ですから、頓宮の活躍はチームにとって大きい」と、昨季の本塁打王が不在の中で躍動する右の大砲のさらなる活躍に期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』