2022.08.31 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 2 | 中日ドラゴンズ |
横浜 |
○ DeNA 3 - 2 中日 ●
<18回戦・横浜>
真夏の横浜を熱くした三浦ベイスターズは、得意の竜を相手に見事な逆転勝利を収め、8月最後のゲームを白星で飾った。
DeNAは先発の濵口遥大が2回先頭の阿部寿樹にソロホームランを浴び先制を許すも、その裏にネフタリ・ソトが右翼席へ特大ソロを放り込みすぐさま同点に。直後の3回にバント処理のミスが絡み再びリードを許したが、5回に女房役の戸柱恭孝が「何とか出塁することを意識した結果、最高の形で得点することができよかったです」と振り返るソロホームランをライトスタンド最前列に運び、再び試合を振り出しに戻した。
6回には先頭の桑原将志が四球で出塁すると、一死後に佐野恵太の打席でエンドランを敢行。佐野は外角の難しいボールを巧みなバットコントロールで中前へ弾き返し一・三塁とチャンスを広げ、続く牧秀悟の三ゴロで貴重な勝ち越し点をもぎ取った。
先発の濵口は7回6安打2失点でリードを保ったまま降板し、8回はエドウィン・エスコバーと伊勢大夢のセットアッパーをつぎ込む盤石リレー。自慢のリリーフ陣で最少得点差を逃げ切った。
今季7勝目を挙げた濵口は「調子自体は割と良かったが、最初は落ち球の制度が良くなかったんで、2回3回と点を取られてしまいました。点の取られ方が良くなかった」と反省しながらも、「低め低めにというところで、真っ直ぐとスライダーは今日すごく良かったんで、その中でバッターの反応を見ながら、トバさん(戸柱恭孝)と上手くカウントを作っていくことが出来た」と粘りの投球を振り返った。
10勝を挙げたルーキーイヤー以来、自身5年ぶりとなる7勝目については「もちろんまだまだ自分の理想には届いていないんで、もっと積み上げられれば」と満足する様子なし。「でも本当に今チームがこういう状況ですし、チームが勝てることが自分にとっては一番嬉しいこと。残り4か5登板だと思うんですけど、全部チームが勝つように頑張りたい」とフォア・ザ・チームを強調した。
三浦大輔監督は「序盤1点づつ取られましたけど、要所をしっかりと締めながら根気よく投げた。スピード以上にしっかりと腕が振れてましたし、チェンジアップ、フォーク色々散らしながらバッテリーで上手く攻めた」と濵口と戸柱のバッテリーを高評価。
6回にエンドランでチャンスを広げた場面については、「常に日頃からコーチにも伝えてますし、いつサインが出てもいいようにってところで準備してくれてます」とニヤリ。「打って打って点が取れればいいですけど、今日みたいにゲッツー崩れってとこでも、桑原が出て佐野が繋いで、牧も全力でやってるってところを続けてきてますから。今日も非常に大きな1点になりました」と1点をもぎ取る野球が出来ていることに手応えを口にした。
明日からは超過密日程の9月。「連戦も続いていきますし、まだまだですよ」と目をギラつかせた指揮官。反撃の秋へ向け、まずは9月初星で同一カード3連勝を狙っていく。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<18回戦・横浜>
真夏の横浜を熱くした三浦ベイスターズは、得意の竜を相手に見事な逆転勝利を収め、8月最後のゲームを白星で飾った。
DeNAは先発の濵口遥大が2回先頭の阿部寿樹にソロホームランを浴び先制を許すも、その裏にネフタリ・ソトが右翼席へ特大ソロを放り込みすぐさま同点に。直後の3回にバント処理のミスが絡み再びリードを許したが、5回に女房役の戸柱恭孝が「何とか出塁することを意識した結果、最高の形で得点することができよかったです」と振り返るソロホームランをライトスタンド最前列に運び、再び試合を振り出しに戻した。
6回には先頭の桑原将志が四球で出塁すると、一死後に佐野恵太の打席でエンドランを敢行。佐野は外角の難しいボールを巧みなバットコントロールで中前へ弾き返し一・三塁とチャンスを広げ、続く牧秀悟の三ゴロで貴重な勝ち越し点をもぎ取った。
先発の濵口は7回6安打2失点でリードを保ったまま降板し、8回はエドウィン・エスコバーと伊勢大夢のセットアッパーをつぎ込む盤石リレー。自慢のリリーフ陣で最少得点差を逃げ切った。
指揮官「バッテリーで攻めた」
今季7勝目を挙げた濵口は「調子自体は割と良かったが、最初は落ち球の制度が良くなかったんで、2回3回と点を取られてしまいました。点の取られ方が良くなかった」と反省しながらも、「低め低めにというところで、真っ直ぐとスライダーは今日すごく良かったんで、その中でバッターの反応を見ながら、トバさん(戸柱恭孝)と上手くカウントを作っていくことが出来た」と粘りの投球を振り返った。
10勝を挙げたルーキーイヤー以来、自身5年ぶりとなる7勝目については「もちろんまだまだ自分の理想には届いていないんで、もっと積み上げられれば」と満足する様子なし。「でも本当に今チームがこういう状況ですし、チームが勝てることが自分にとっては一番嬉しいこと。残り4か5登板だと思うんですけど、全部チームが勝つように頑張りたい」とフォア・ザ・チームを強調した。
三浦大輔監督は「序盤1点づつ取られましたけど、要所をしっかりと締めながら根気よく投げた。スピード以上にしっかりと腕が振れてましたし、チェンジアップ、フォーク色々散らしながらバッテリーで上手く攻めた」と濵口と戸柱のバッテリーを高評価。
6回にエンドランでチャンスを広げた場面については、「常に日頃からコーチにも伝えてますし、いつサインが出てもいいようにってところで準備してくれてます」とニヤリ。「打って打って点が取れればいいですけど、今日みたいにゲッツー崩れってとこでも、桑原が出て佐野が繋いで、牧も全力でやってるってところを続けてきてますから。今日も非常に大きな1点になりました」と1点をもぎ取る野球が出来ていることに手応えを口にした。
明日からは超過密日程の9月。「連戦も続いていきますし、まだまだですよ」と目をギラつかせた指揮官。反撃の秋へ向け、まずは9月初星で同一カード3連勝を狙っていく。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)