ニュース 2022.09.05. 15:37

連敗ストップへ意気込むDeNAのエース・今永「最大限のパフォーマンスを」

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DeNA・今永昇太 [写真=萩原孝弘]

エース対決に必勝を期す


 9月6日の予告先発投手が発表され、敵地で巨人と対戦するDeNAは今永昇太が今季17度目のマウンドへ。

 8月2日から自身5連勝中の頼れるエース左腕が、ZOOMにて取材に応じた。




 あすは8月16日の試合で投げ勝っている巨人のエース・菅野智之との再戦となるが、「タフな投げ合いになることは間違いないので、食らいついて行くという気持ちで行きたい」と気を引き締める。

 また、9連戦の初戦となることについても、「(前カードの)マツダも移動ゲームで、ハードな日程の中でやっている。先発がとにかく中継ぎの人たちの不安を減らすこと。野手の皆さんにも助けていただきながら、また僕らもしっかりと踏ん張って、それに応えていかないと」と、先発陣の柱としてコメント。

 「先発は毎日投げるわけではないので、身体的な苦しさは中継ぎや野手の方が大変。それを少しでも楽にできたらいいなと思ってみんなやっている」と続け、チームメイトのためにもより一層の奮起を誓った。



 チームは先週末、敵地・広島で手痛い3連敗…。連敗ストップの期待もかかるが、「試合前からそれを考えて臨むと、今までの経験上良かった試しが一度もない」と言い、「自分の投げている試合の大事さはあまり考え過ぎず、ただ試合に没頭すればいいかなと」と、あくまで自然体で挑むことを強調。

 首位との差は7ゲームあるが、最終盤に入っても良い位置で戦うことができている。この時期の戦いについては、「このように1勝と1敗が大きく関わる2位にいることができて、もちろん負ければ各方面からの批判や、『何やってるんだ』とかいろいろ言われる。選手も目に入ってくるところもあります」と、やはりのしかかるプレッシャーは大きい。

 その一方で、「そこに耐えて勝利を収めたら、何倍も称賛されたり、達成感をみんなで味わうことができる」と得られるリターンも大きい。「ひとつの勝ち負けに一喜一憂せず、勝っても負けても自分のできる最大限のパフォーマンスを出すということを心掛ける」とまとめ、“できることを極める”ことに集中するとした。


 5戦5勝で8月を終え、迎えた正念場の9月。まずはチームの連敗を止め、良い流れを呼び込むことができるか。

 引き続きエースとしてチームを引っ張る投球に期待がかかる。


取材・文=萩原孝弘

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