ニュース 2022.09.08. 22:14

中日・上田洸太朗が待望のプロ初勝利 6回無失点の快投「攻める投球を意識」

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6回無失点でプロ初勝利を挙げた中日・上田洸太朗 (C)Kyodo News
2022.09.08 18:00
中日ドラゴンズ 2 終了 0 広島東洋カープ
バンテリンドーム
○ 中日 2 - 0 広島 ●
<23回戦・バンテリンドーム>

 中日は完封リレーで連敗ストップ。6回2安打無失点と好投した先発の上田洸太朗投手(20)が、うれしいプロ初勝利(4敗)を挙げた。

 7試合目の先発となった元育成左腕。その立ち上がり、1番・野間にストレートの四球を与えるなど6球連続でボールが続いたが、2番・菊池涼を三ゴロ併殺に仕留め波に乗った。2回以降は外角低めを丁寧に突く投球が光りゼロ行進。1点リードの5回は一死から6番・堂林に左越え二塁打を許すも、後続をキッチリと退け勝利投手の権利を得た。6回は再び先頭の野間に四球を与えたが、一死後、3番・秋山を二ゴロ併殺斬り。6回85球、2安打無失点、4奪三振3四球の内容でマウンドを降りた。

 7回以降は清水、ロドリゲス、R.マルティネスの勝ちパターンで逃げ切り勝利。上田は本拠地・バンテリンドームで待望のプロは初勝利を手にした。

 打線は4回、5番・A.マルティネス、6番・阿部の連打で無死二、三塁の好機を作り、一死後、8番・土田の打席でカウント2-2からスクイズを敢行。広島先発・森下の好フィールディングもあり主審はアウトのジャッジを下した。この判定に立浪監督はリクエスト。検証の結果、審判団はコリジョンルール適用で三塁走者・A.マルティネスの生還を認め、結果的にこれが決勝点となった。

 試合後、決勝スクイズの土田とともにお立ち台に上がった上田。「チームに迷惑ばかりかけていたので、勝つことができてうれしいです。とにかく攻める投球を意識して(マウンドに)上がりました」と快投を振り返った。

 初回は先頭打者にストレートの四球を与えたが、すかさず遊撃・土田がマウンドへ。助言の内容を問われると「『バッター集中で行こう』と言ってもらって落ちつけました」と笑顔。決勝スクイズの場面も「龍空(土田)ならやってくれると思っていたのでよかったです」と語り、同期の絆を感じさせた。
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