8日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人－DeNA戦』で解説を務めた野村弘樹氏が、同日に会見を開き今季限りで現役引退を表明した中日・福留孝介について言及した。

　野村氏にとって福留はPL学園高の後輩にあたる。野村氏は後輩の福留に「まずはお疲れ様でしたと言ってあげたいですね」と労い、「2月のキャンプにいったときも、昼休憩のときに特打をしていたんですけど、しっかりイメージをもちながらショートの頭にライナーをコーン、コーンと打っているのを見て、“今年もやれそうやな孝介！”と言っていたところなんですが、開幕から苦しみましたよね」と続けた。

　「彼の人間性と野球に取り組む姿勢というのが、この年齢までできたと思っている。チームに与える影響力も大きかったですし、まだまだ現役としての野球人は終わりましたけど、これから貢献しなければならない人間。第二の人生、良い人生を送って欲しいなと思いますね」とエールを送った。

　福留は98年ドラフト1位で中日に入団すると、4年目の02年に首位打者に輝くと、06年には不動の3番打者として首位打者、リーグMVPを獲得する活躍でリーグ優勝に貢献。07年オフにFA権を行使しメジャーに挑戦すると、13年からは阪神で8年プレーし、21年から中日に復帰していた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）