闘志あふれる投球で6回途中無失点
阪神がホームで中日に5-0の快勝。連敗を2でストップした。
11日の試合では先発した西純矢が6回途中無失点の好投。気迫のこもった投球で、今季6勝目(3敗)を挙げた。
立ち上がりは2安打を浴びながらピンチをしのぐと、2回・3回は三者凡退。4回も先頭に安打を許したが、味方の好守で併殺に仕留めて事なきを得た。
迎えた5回、先頭を失策で出し、犠打で一死一二塁。ここで土田龍空にレフト前へと運ばれ、一死一・三塁とピンチが拡大する。さらに盗塁で二・三塁となったが、ここは投手の勝野昌慶を見逃し三振に仕留め、最後は岡林勇希を遊ゴロ。このピンチも執念でしのぐ。
しかし、一難去ってまた一難。6回は一死から自身の四球と安打で再び一死一・三塁のピンチ。ここでA.マルティネスは魂を込めた150キロで見逃し三振。2つ目のアウトを奪うと、ベンチはつづく高橋周平のところで投手交代を決断。代わった左の岩貞祐太は11球粘られながらも最後は空振り三振で振り切り、後輩の勝利投手の権利を死守した。
7回以降は浜地真澄からカイル・ケラー、最後は岩崎優と繋いで完封リレー。打線も6回に一挙4点の猛攻で突き放し、終わってみれば5-0の快勝だった。
11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治氏も、ハタチの力投を絶賛する。
西については「今月は8月に連敗ストップがあったり、この日も連敗で回ってきてズルズル行きたくないところで流れを止めてくれた」と“連敗ストッパー”としての素質に言及。
その大きな要因として、「投げているボールもそうですし、打ち取った時のジェスチャーですよね。こういった姿を後ろから見ていると野手も奮い立たされる」と持ち前の“気迫”を称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』