2022.09.16 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 5 | 広島東洋カープ |
横浜 |
● DeNA 3 - 5 広島 ○
<24回戦・横浜>
先制点は奪った。逆転されてもすぐに再逆転し、5戦4敗と大の苦手としている大瀬良大地もKO。しかしほんの少しのボタンの掛け違いから、勝ち星はスルリと逃げた。
DeNAは初回、1番・桑原将志と2番・大田泰示の連打で幸先よく先制点を挙げると、前回登板で大炎上した先発・濵口遥大も5回まで無失点ピッチングを披露した。
6回に濵口が捕らえられ逆転を許したが、その裏に二死から宮﨑敏郎の二塁打とネフタリ・ソトの15号2ランで逆転。続く戸柱恭孝も右中間二塁打と、3連続長打で攻め立て大瀬良をノックアウトした。
しかし、押せ押せムードの中、三浦大輔監督は二塁走者の戸柱に代走の神里和毅を送り、8番の森敬斗の後にはタイラー・オースティンを準備させるなど勝負をかけたが、2打数2安打の森が左腕の森浦大輔の前に三振。
打順が回らなかった濵口を7回も続投させたが、イニング先頭の小園海斗に渋くセンター前に落とされると、會澤翼には左中間を破られあっという間に同点。たまらずベンチは伊勢大夢をマウンドへ送ったものの、二死までこぎ着けながら羽月隆太郎、西川龍馬、マクブルームに3連打を許し、この回3失点で逆転を許した。
2点ビハインドとなったDeNA打線は、7回二死一・二塁、9回二死満塁の絶好機をつくったが、いずれも4番・牧秀悟が打ち取られゲームセット。終盤の勝負所であと一本が出なかった。
三浦監督は、7回途中4失点で6敗目を喫した濵口について、「粘り強く投げていたと思います。ボール自体も良かったしストレートでも押していた。キレもありました」と評価。6回終了時点で96球の球数を投じていた左腕が、続投した7回に捕らえられた結果については、「球数だけではないですけども…結果で言えば継投させたのは監督ですから」と自らの判断を責めた。
火消しに失敗した伊勢については、「ちょっと変化球が多かったかなと思いますけど、タラレバの話をしても仕方ないですけど、何とかしようってところでみんなマウンドへ上がってくれてますし…結果もう少し楽な感じで投げさせてあげればとかありますけど…監督の責任です。自分が悪いと思います」と繰り返した。
それでも打線に関しては「2アウトから宮﨑がつなげてソトがホームラン。戸柱も繋いでくれた。ひっくり返された後もまたひっくり返すぞと、全員打席で攻撃してました」と評価。27打席ぶりにヒットを放った佐野恵太についても「明日以降はまたいい形で、また気分も変わると思う」とし、マルチ安打で9月は月間打率.333と好調の森にも「ちょっとづつ良くなっている。本人の努力で毎日コーチと取り組んでいる成果が出てきている。守備もそうです」と好材料にフォーカスした。
17日は8勝16敗とカモにされている広島との今季最終戦。この先の戦いのためにも、なんとしても一矢報いたい。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<24回戦・横浜>
先制点は奪った。逆転されてもすぐに再逆転し、5戦4敗と大の苦手としている大瀬良大地もKO。しかしほんの少しのボタンの掛け違いから、勝ち星はスルリと逃げた。
DeNAは初回、1番・桑原将志と2番・大田泰示の連打で幸先よく先制点を挙げると、前回登板で大炎上した先発・濵口遥大も5回まで無失点ピッチングを披露した。
6回に濵口が捕らえられ逆転を許したが、その裏に二死から宮﨑敏郎の二塁打とネフタリ・ソトの15号2ランで逆転。続く戸柱恭孝も右中間二塁打と、3連続長打で攻め立て大瀬良をノックアウトした。
しかし、押せ押せムードの中、三浦大輔監督は二塁走者の戸柱に代走の神里和毅を送り、8番の森敬斗の後にはタイラー・オースティンを準備させるなど勝負をかけたが、2打数2安打の森が左腕の森浦大輔の前に三振。
打順が回らなかった濵口を7回も続投させたが、イニング先頭の小園海斗に渋くセンター前に落とされると、會澤翼には左中間を破られあっという間に同点。たまらずベンチは伊勢大夢をマウンドへ送ったものの、二死までこぎ着けながら羽月隆太郎、西川龍馬、マクブルームに3連打を許し、この回3失点で逆転を許した。
2点ビハインドとなったDeNA打線は、7回二死一・二塁、9回二死満塁の絶好機をつくったが、いずれも4番・牧秀悟が打ち取られゲームセット。終盤の勝負所であと一本が出なかった。
「監督の責任」繰り返し継投判断責める
三浦監督は、7回途中4失点で6敗目を喫した濵口について、「粘り強く投げていたと思います。ボール自体も良かったしストレートでも押していた。キレもありました」と評価。6回終了時点で96球の球数を投じていた左腕が、続投した7回に捕らえられた結果については、「球数だけではないですけども…結果で言えば継投させたのは監督ですから」と自らの判断を責めた。
火消しに失敗した伊勢については、「ちょっと変化球が多かったかなと思いますけど、タラレバの話をしても仕方ないですけど、何とかしようってところでみんなマウンドへ上がってくれてますし…結果もう少し楽な感じで投げさせてあげればとかありますけど…監督の責任です。自分が悪いと思います」と繰り返した。
それでも打線に関しては「2アウトから宮﨑がつなげてソトがホームラン。戸柱も繋いでくれた。ひっくり返された後もまたひっくり返すぞと、全員打席で攻撃してました」と評価。27打席ぶりにヒットを放った佐野恵太についても「明日以降はまたいい形で、また気分も変わると思う」とし、マルチ安打で9月は月間打率.333と好調の森にも「ちょっとづつ良くなっている。本人の努力で毎日コーチと取り組んでいる成果が出てきている。守備もそうです」と好材料にフォーカスした。
17日は8勝16敗とカモにされている広島との今季最終戦。この先の戦いのためにも、なんとしても一矢報いたい。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)