2022.09.17 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 3 | 終了 | 2 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
V弾直前までの“反応”でバッテリー意識
巨人は阪神とのカード最終戦に3-2で勝利。借金を「4」に減らし、CS出場圏の3位・阪神と0.5ゲーム差に詰め寄った。
決勝打を放ったのは4番・中田翔だった。1-1の同点で迎えた6回、一死無走者から相手先発・西勇輝が投じた2球目のストレートを強振。打った瞬間にそれとわかる確信アーチは、バックスクリーン左へ飛び込む22号決勝ソロホームランとなった。
17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の斎藤雅樹さんは、「(中田が)今まで西に対してノーヒットだったんですね。これまでシュートにかなりやられていたと思うんですけど、第2打席目にシュートに詰まりながらもヒットを打った。第3打席の初球もシュートに手を出した」と、三ゴロと中安打になった第2打席までに加え、直前の1球も決勝弾の伏線になったと分析。
「バッテリーからすれば『そろそろシュートいかれそうだな』というところで外に投げさせた。それが甘くなった。中田のホームランゾーンは真ん中から外寄りの真っ直ぐ。そこに投げさせた中田の積極的な手出しが良かったのかなと思いますね」と振り返った。
また、同じく番組に出演した大矢明彦さんも、「ファウルとかスイングを見て、キャッチャーは球種を選択していくので、阪神バッテリーは『うまく中田にやられたな』と感じたと思います」と、中田が西勇と梅野隆太郎の阪神バッテリーを“駆け引き”で上回ったとの見方を示した。
夏場以降は状態を上げ、ここまで打率.288(302-87)、22本塁打、62打点、OPS.882の好成績を残している中田。シーズン終盤は打撃不振の岡本和真に代わる4番打者として、ポイントゲッターの役割を担っている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』