自身初の2ケタ勝利もかかるマウンド
本拠地・京セラドーム大阪で首位・ソフトバンクとの3連戦に臨んでいるオリックス。
今季の対ソフトバンク最終戦となる19日の予告先発投手が発表となり、6月3日の広島戦から自身8連勝中の田嶋大樹がマウンドに登る。
前回登板の13日・楽天戦(楽天生命パーク)は6回1/3を3失点の内容で降板しているが、6回まではテンポの良い投球でゼロを並べていた。今回は中5日で勝負のソフトバンク戦、そして個人としても2ケタ勝利を目指すマウンドとなる。
逆転優勝を狙うチームにとって重要な一戦となるが、「あまりどういう状況か把握していない。どんな状況であれいつも通り。あまり看板は気にせず、試合は試合なので」と、左腕はあくまでも平常心を強調する。
中5日によるコンディションの変化についても、「特にないですね。投げられなかった分、いきなり早いペースで試合が来るので、試合には入りやすいのかなと思っています。実際にマウンドに上がらないと分からないけど」とし、不安はないようだ。
一方で調整方法に関しては「ダッシュでも、量よりも出力を上げて本数は少なめにしてとか、そういった調整はしました」と、意識した部分もあったとのこと。
投球練習も「ブルペンは普通2日前ですが、きょう(=18日)入って、いつもより球数は少なく。全体的に量は減らしました」とし、控えめな調整を行ってきたという。
自身初の2ケタ勝利にも王手がかかっている中での登板となるが、本人は「完走できれば良いかなと、僕は思っています」とコメント。
「結局は積み重ねなので、前半で“1勝”に値するピッチングもしていますし、そこも含めて今の勝ち星。たとえ9勝で終わっても、僕は何とも思わない」と語り、自身の勝利数よりもとにかくチームの勝利を最優先に腕を振って行く。
取材・文=どら増田