◆ リリーフ陣が踏ん張れず
ヤクルトは巨人に逆転負けで優勝マジックは6のまま変わらず。
先発の原樹理は序盤に2点の援護をもらうも、3回に連打と失策で3点を失い降板。4回は2番手の今野龍太、3番手の大西広樹がともに被弾するなど、投手陣が踏ん張れず逆転負けを喫した。
これで9月は14試合で5勝8敗1分(49得点・79失点)。チーム打率.235、防御率4.46と投打ともに調子を落としている。
20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した江本孟紀氏は「ここのところリリーフ陣が悪いんですよ。このへんがちょっと気になりますよね」と語り、「ヤクルトは短期決戦を睨んでおかないといけないので、リリーフのピッチャーの使い方や調子の良い悪いの見極めが大事になってくる。どうやって疲れを回復させるのかも難しいところですよね」と、CSへ向けて投手陣の整備の必要性を説いた。
同じく解説を務めた池田親興氏は「(2位と)ゲーム差が開いてテンションの持っていき方が難しい中で登板回数は増えていく。今は一番難しい時期だと思いますね」と、優勝が確実となった状況で選手が集中力を維持していくことが難しくなっていると指摘。
「いいピッチャーがいますので心配はしていないんですけど、どこかでもう一回ギアを入れ替えて頑張っていくしかないと思いますね」と言及した。