多くの解説者が「エースになれる」と大絶賛
中日が敵地でヤクルトに快勝。
22日の試合は先発した髙橋宏斗が7回を投げて1安打、無失点の快投。首位チームの強力打線を封じ込め、今季6勝目(6敗)を挙げた。
初回からエンジン全開で立ち上がった右腕は、難敵・村上宗隆も2打席連続三振に斬るなど闘志あふれる投球を披露。4回の対決では157キロをアウトローにズバっと決めて見るものの度肝を抜いた。
味方も5回にアリエル・マルティネスと高橋周平の連続適時打で2点を先制し、7回には高橋がこの日2点目の適時打。これまで援護に恵まれなかった若き右腕に3点をプレゼントした。
8回からはジャリエル・ロドリゲスが打者3人をビシッと打ち取り、最終回はライデル・マルティネスが走者を一人出しながらも無失点で締めて完封リレーが完成。中日が敵地で快勝を収めた。
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄氏は「相手打線にホームランバッターが多い中で、球場は狭いと。厳しい条件下でしたが、とにかく自分のボールを信じてストレートを投げ込んでいましたね」とコメント。
中でもやはり主砲・村上との対決を挙げ、「もう“打てるもんなら打ってみろ”という感じで勝負をしていましたよね。見ていて気持ちが良い」と相手に向かっていく姿勢を称え、「6勝目ですか。今の倍勝っていても不思議ない内容ですよね」と絶賛した。
同じく番組に出演した池田親興氏も、「私も6勝と聞いて思わず驚きました」と語りつつ、「投手の勝ち星はどうしても運の部分がありますが、防御率も非常に良い。防御率とイニングという部分をしっかりと意識していけば、すぐにエースになれる投手だと思いますね」とこちらも賛辞の言葉を並べた。
2020年のドラフト1位で入団し、今年の8月にハタチになったばかりの若き右腕。これで今季は18試合の登板で防御率2.26と、投げる度に進化した姿を見せている。
過去にもこの番組の中で多くの解説者が「エースになれる」と絶賛した有望株は、今季をどういう形で締めくくり、3年目に繋げていくのか。最後の最後まで目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』