2022.09.22 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 0 | 読売ジャイアンツ |
横浜 |
○ DeNA 3 - 0 巨人 ●
<23回戦・横浜>
まだ諦めない。秋風の吹く横浜スタジアムで、魂の込もった戦いを見せた三浦ベイスターズが巨人に完封勝利。逆転優勝へ望みを繋いだ。
投の2人のヒーローの活躍が、ゲームを決めたポイントとなった。
まずは先発した石田健大。負けられないゲームを託された左腕は、故障明けながら丁寧なピッチングを披露。3回二死満塁のピンチも4番・中田翔を中飛に打ち取るなど、安定した内容で6回を無失点で投げきる満点投球を見せた。
もうひとりはリリーバーの伊勢大夢。エドウィン・エスコバーが作ってしまった8回無死満塁の大ピンチに登場すると、中田翔を右飛、岡本和真を見逃し三振、代打の中島宏之を二飛に打ち取る圧巻のピッチングで勝利の女神を振り向かせた。
今季6勝目を掴み、お立ち台に上がった石田は「絶対に負けられない試合という気持ちを持ってマウンドに上がりましたし、本当に野手の方、そして中継ぎの方のおかげで勝てた試合かなと思っています」と話し、「本当に最低限の事はできたかなと思いますし、先程も言いましたけど、横にいる伊勢がずっと頑張ってますし、本当に頼りになるなっていう気持ちで、何も心配なくベンチで見てたので、本当にナイスピッチングだったなと思います」と若きセットアッパーを称えた。
伊勢は「いつもチームを救ってるエスコバーがああやって打たれてしまったんですけど、僕は絶対カバーしようという思いでマウンドに上がりました。(中田との対戦では)ホームランだけ警戒して、ヒットは打たれても1点しか入らないんで、それぐらい腹をくくって投げました」とコメントし、ベイスターズファンの喝采を浴びていた。
石田について、三浦大輔監督は「しっかりとゲームを作って、目の前の打者を全力で抑えてくれてました。立ち上がりからボールの走りも非常に良かったですし、変化球も高さを低めに集めてくれてましたから、しっかり準備してここに合わせてくれてましたし。先制した中、1点を守ろうというよりも攻め続けてくれた」と目を細めた。
また、好救援でチームを救った伊勢については「今日は本当にキツい場面でも堂々としてますし、強気に行きながらも慎重にと、バランスが難しいところで腹くくって最高のピッチングをしてくれました。頼りがいのある男です!これだけの試合数を重ねて、出ていく場面はシビアな場面が多いでから。本当によくやってくれています」と絶賛した。
絶体絶命の場面を救った伊勢は「一緒にやってきたエスコバーの分も絶対やってやる」と強い気持ちでマウンドへ。「フォアボールは自分も球場もシラケる。嶺井さんと押し出しでもデッドボールでもいいから攻めよう。魂を込めて投げようっていうのは嶺井さんに気付かされた」と、バッテリーで掴んだ結果だと強調した。「負けなければ、何かが起こる」と目をギラつかせた鉄腕は、これからもチームのために腕を振る覚悟を示した。
明日からは神宮で6ゲーム差の首位・ヤクルトとの最後の3連戦。2敗すれば優勝が決まってしまう崖っぷちだが、「胴上げを阻止するために神宮に行くわけではない。勝つために神宮へいく」と語気を強めた指揮官。目指すは頂点だけだ。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<23回戦・横浜>
まだ諦めない。秋風の吹く横浜スタジアムで、魂の込もった戦いを見せた三浦ベイスターズが巨人に完封勝利。逆転優勝へ望みを繋いだ。
投の2人のヒーローの活躍が、ゲームを決めたポイントとなった。
まずは先発した石田健大。負けられないゲームを託された左腕は、故障明けながら丁寧なピッチングを披露。3回二死満塁のピンチも4番・中田翔を中飛に打ち取るなど、安定した内容で6回を無失点で投げきる満点投球を見せた。
もうひとりはリリーバーの伊勢大夢。エドウィン・エスコバーが作ってしまった8回無死満塁の大ピンチに登場すると、中田翔を右飛、岡本和真を見逃し三振、代打の中島宏之を二飛に打ち取る圧巻のピッチングで勝利の女神を振り向かせた。
今季6勝目を掴み、お立ち台に上がった石田は「絶対に負けられない試合という気持ちを持ってマウンドに上がりましたし、本当に野手の方、そして中継ぎの方のおかげで勝てた試合かなと思っています」と話し、「本当に最低限の事はできたかなと思いますし、先程も言いましたけど、横にいる伊勢がずっと頑張ってますし、本当に頼りになるなっていう気持ちで、何も心配なくベンチで見てたので、本当にナイスピッチングだったなと思います」と若きセットアッパーを称えた。
伊勢は「いつもチームを救ってるエスコバーがああやって打たれてしまったんですけど、僕は絶対カバーしようという思いでマウンドに上がりました。(中田との対戦では)ホームランだけ警戒して、ヒットは打たれても1点しか入らないんで、それぐらい腹をくくって投げました」とコメントし、ベイスターズファンの喝采を浴びていた。
三浦監督も称賛「頼りがいのある男です!」
石田について、三浦大輔監督は「しっかりとゲームを作って、目の前の打者を全力で抑えてくれてました。立ち上がりからボールの走りも非常に良かったですし、変化球も高さを低めに集めてくれてましたから、しっかり準備してここに合わせてくれてましたし。先制した中、1点を守ろうというよりも攻め続けてくれた」と目を細めた。
また、好救援でチームを救った伊勢については「今日は本当にキツい場面でも堂々としてますし、強気に行きながらも慎重にと、バランスが難しいところで腹くくって最高のピッチングをしてくれました。頼りがいのある男です!これだけの試合数を重ねて、出ていく場面はシビアな場面が多いでから。本当によくやってくれています」と絶賛した。
絶体絶命の場面を救った伊勢は「一緒にやってきたエスコバーの分も絶対やってやる」と強い気持ちでマウンドへ。「フォアボールは自分も球場もシラケる。嶺井さんと押し出しでもデッドボールでもいいから攻めよう。魂を込めて投げようっていうのは嶺井さんに気付かされた」と、バッテリーで掴んだ結果だと強調した。「負けなければ、何かが起こる」と目をギラつかせた鉄腕は、これからもチームのために腕を振る覚悟を示した。
明日からは神宮で6ゲーム差の首位・ヤクルトとの最後の3連戦。2敗すれば優勝が決まってしまう崖っぷちだが、「胴上げを阻止するために神宮に行くわけではない。勝つために神宮へいく」と語気を強めた指揮官。目指すは頂点だけだ。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)