日本選手4人目のシーズン200奪三振にも到達
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が23日(日本時間24日)、敵地ターゲット・フィールドでのツインズ戦に「3番・投手」で先発出場。2番手で登板したアーロン・ループ投手(34)の好救援にも救われ、6回途中2失点で14勝目の権利を持って降板した。
気温13度に雨模様と悪天候の中での登板。初回、制球に苦しみ一死から3連続四死球を与え満塁のピンチを招くと、5番・ケーブに痛烈な二塁ライナーを許した。この打球を二塁手・レンヒーフォが一度は弾いたものの、走者が打球判断に迷う中、すくさま二塁へ送球し封殺。さらに、スタートが遅れた二塁走者は二・三塁間でタッチアウトとなったが、併殺が完成する前に三塁走者が本塁を駆け抜けていたため1失点となった。
同点に追いついてもらった直後の2回は、一死から再び四球を与えたものの後続を連続三振斬り。1点リードに変わった3回はテンポ良く3者凡退で終え、4回は3つのアウトをすべて三振で奪い、日本選手では野茂英雄(4度)、松坂大輔(1度)、ダルビッシュ有(4度)に続き、4人目となるシーズン200奪三振に到達した。
5回は先頭から連続三振を奪い、前の回から5者連続三振を記録。二死から1番・アラエスに初被安打となる左前打を許したが、続くミランダを退け14勝目の権利を得た。
5回まで80球と良いペースだったが、2点リードの6回、先頭から安打と四球で一、二塁のピンチを招くと、5番・ケーブに中前適時打を許し2点目を失った。続くサンチェスにはフルカウント後の際どいコースがボールと判定されこの試合6つ目の四球。これで投球数が100球に達し、無死満塁のピンチでマウンドを降りた。
それでも、2番手左腕のループが圧巻の火消しを披露。まずは7番・ウォルナーを見逃し三振に仕留めると、続く代打・セレスティーノは注文通りの二ゴロ併殺斬り。大ピンチを無失点で凌ぎ、大谷に14勝目の権利が残った。
大谷は5回0/3で100球、3安打2失点、7奪三振7四死球の登板結果。防御率は2.47となり、規定投球回到達まで残り9イニングとなった。打席では6回まで3打数無安打。降板後も「3番・指名打者」で出場を続けている。