3・4月は好スタートも…
楽天はホームでソフトバンクに4-5で惜敗。
4点のビハインドを追いつく執念を見せるも、ひっくり返すことができずに悔しい敗戦。この結果、2年ぶりのBクラスが確定。クライマックスシリーズ進出の可能性が潰えた。
3・4月は16勝6敗1分、勝率.727という好スタートを切った楽天。5月も五分で乗り切ったものの、6月以降はすべての月で負け越しと勢いに乗れなかった。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹氏は、前評判の高かった投手陣の苦戦を挙げ、「自慢の投手陣が7月頃からだんだん悪くなってしまいましたよね。そこで打線がカバーできたら良かったんですが、なかなか噛み合わなかったかなと」と分析。
大矢明彦氏も「則本昂大が2つ勝ち越しを作っていますが、その他の柱となる投手たちがみんな負け越してしまっているんですよね。実績は申し分ない投手陣なんですが、ここ一番で勝てていないというのが大きかったかなと」と振り返る。
「私は今年の優勝予想が楽天だったんですよね。先発がこれだけ揃っていて、ローテーションがしっかりしていたら勝てないわけないだろうと思っていて」と大矢氏が語ったように、開幕前は優勝候補の一角として推す声も多かった今季の楽天。
誰もがその力を認めていても、それがしっかりと噛み合い、年間を通して安定した力を発揮することができるかは誰にも分からない。プロ野球、ペナントレースの難しさを感じさせる結果となった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』