2022.09.30 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 1 | 終了 | 6 | 中日ドラゴンズ |
横浜 |
● DeNA 1 - 6 中日 ○
<25回戦・横浜>
クライマックス・シリーズ(CS)に向けた最終調整の場で、攻守に渡り精彩を欠いた三浦ベイスターズ。最下位に沈む中日相手に完敗を喫した。
勝敗以上に気になったのは、投手陣の内容だった。先発したチーム勝ち頭の大貫晋一は5回を65球、被安打4、与四球2、失点1と及第点のピッチングだったが、「無駄なフォアボールやピンチでの甘い球があった」と納得していない様子だった。
2番手としてマウンドに上がったのは東克樹。新型コロナウイルスの影響で離脱し、7月7日以来の登板となった左腕は、いきなり先頭の大島洋平にセンター前に運ばれ、二死後に高橋周平に適時打と、左打者を抑えられず失点。7回は下位打線を3人で片付けたが、圧巻の内容とは言い切れなかった。
更に深刻なのは鉄腕エドウィン・エスコバー。8回先頭の岡林勇希にレフト前、大島には四球で出塁を許しピンチを招くと、送りバントを挟んでダヤン・ビシエドに右中間を破られる2点適時二塁打を許した。CSを前に直近4試合連続で不安定な投球内容が続いており、一日も早い復調が待たれる。
佐野恵太と最多安打を争っている岡林に4安打、伊勢大夢と最優秀中継ぎを争っているジャリエル・ロドリゲスにホールドを許し、先発の小笠原慎之介には自身初の2ケタ勝利をプレゼント。中日ファンが陣取るレフトスタンドだけが盛り上がるゲームになってしまった。
三浦大輔監督は試合後、5回1失点で勝敗がつかなかった大貫について「しっかりとまとめたかなと。調子は良かったわけではないですけど、それなりに試合をまとめるってことはできたかなと思います」と、唯一シーズンを通して先発ローテーションを守り続けた右腕を評価。
プロ入り後初のリリーフ登板で今季6敗目を喫した東に関しては「もうちょっとですね。リリーフで行ってもらいまして失点しましたけど、その後ズルズル行かなかったのは良かったかなと思います」とし、「先発としてずっとやってきて今日リリーフとしては初なので、明日以降も見ていきたいと思います。リリーフは入り方も変わってきますから」と追試を示唆した。
不安定な投球が続いているエスコバーについては、「まだ調整が必要かなと思いますけどね。もちろん疲労もありますから、2~3日休んでからすぐゼロになるわけはない。もう少し調整してもらいます」と心配げに振り返った。
明日からはCSファーストステージの対戦相手となる可能性がある巨人との連戦。「まだ公式戦なわけですから、その中でCSを見据えたことも考えてますけども、ずっと言っているように勝ちに行く中でのことですから」と勝利に貪欲であり続ける姿勢を強調した指揮官。ポストシーズンへ弾みをつけるためにも、ラストスパートをかけていく。
写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<25回戦・横浜>
クライマックス・シリーズ(CS)に向けた最終調整の場で、攻守に渡り精彩を欠いた三浦ベイスターズ。最下位に沈む中日相手に完敗を喫した。
勝敗以上に気になったのは、投手陣の内容だった。先発したチーム勝ち頭の大貫晋一は5回を65球、被安打4、与四球2、失点1と及第点のピッチングだったが、「無駄なフォアボールやピンチでの甘い球があった」と納得していない様子だった。
2番手としてマウンドに上がったのは東克樹。新型コロナウイルスの影響で離脱し、7月7日以来の登板となった左腕は、いきなり先頭の大島洋平にセンター前に運ばれ、二死後に高橋周平に適時打と、左打者を抑えられず失点。7回は下位打線を3人で片付けたが、圧巻の内容とは言い切れなかった。
更に深刻なのは鉄腕エドウィン・エスコバー。8回先頭の岡林勇希にレフト前、大島には四球で出塁を許しピンチを招くと、送りバントを挟んでダヤン・ビシエドに右中間を破られる2点適時二塁打を許した。CSを前に直近4試合連続で不安定な投球内容が続いており、一日も早い復調が待たれる。
佐野恵太と最多安打を争っている岡林に4安打、伊勢大夢と最優秀中継ぎを争っているジャリエル・ロドリゲスにホールドを許し、先発の小笠原慎之介には自身初の2ケタ勝利をプレゼント。中日ファンが陣取るレフトスタンドだけが盛り上がるゲームになってしまった。
指揮官は淡々「CSを見据えているが、勝ちに行く中でのこと」
三浦大輔監督は試合後、5回1失点で勝敗がつかなかった大貫について「しっかりとまとめたかなと。調子は良かったわけではないですけど、それなりに試合をまとめるってことはできたかなと思います」と、唯一シーズンを通して先発ローテーションを守り続けた右腕を評価。
プロ入り後初のリリーフ登板で今季6敗目を喫した東に関しては「もうちょっとですね。リリーフで行ってもらいまして失点しましたけど、その後ズルズル行かなかったのは良かったかなと思います」とし、「先発としてずっとやってきて今日リリーフとしては初なので、明日以降も見ていきたいと思います。リリーフは入り方も変わってきますから」と追試を示唆した。
不安定な投球が続いているエスコバーについては、「まだ調整が必要かなと思いますけどね。もちろん疲労もありますから、2~3日休んでからすぐゼロになるわけはない。もう少し調整してもらいます」と心配げに振り返った。
明日からはCSファーストステージの対戦相手となる可能性がある巨人との連戦。「まだ公式戦なわけですから、その中でCSを見据えたことも考えてますけども、ずっと言っているように勝ちに行く中でのことですから」と勝利に貪欲であり続ける姿勢を強調した指揮官。ポストシーズンへ弾みをつけるためにも、ラストスパートをかけていく。
写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)