2022.10.02 18:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 2 | 終了 | 5 | オリックス・バファローズ |
楽天生命パーク |
「やることは全部やりました」
レギュラーシーズン最終戦となる2日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発するオリックスの田嶋大樹投手が1日、登板前日の代表取材に応じた。
田嶋は今季ここまで19試合に登板し9勝3敗、防御率2.58をマーク。今季8戦5勝0敗と得意な楽天戦で、キャリア初の2桁勝利を達成するチャンスが巡ってきた。
前回登板の9月19日・ソフトバンク戦(京セラD大阪)から、中12日を空けての登板となるが、これまでにも2週1登板のペースは経験しているだけに、「だいぶ慣れたので、しっかり2週間の調整というのをやれたかなと思う。やることは全部やりました」と万全を強調した。
これがレギュラーシーズン最終登板となるが、「勝つことにはこだわっていきたいんですけど。まあ怪我しないことですかね」と“シーズン完走”を最大目標にしている田嶋らしさは最後まで変わらない。
一方で、目前にはキャリア初の2桁勝利も見えており、「10勝したその先に何があるかわからないので、あまり気にしたくない。周りにめっちゃ言われるんで…言われるから10勝したいです(笑)」と節目の勝利への意欲も示した。
V決定の可能性も「変わらない」自身の仕事に集中
マジック1としているソフトバンクの1日の結果次第では、田嶋の左腕にリーグ優勝がかかる可能性もあるが、「一軍の試合なので、大事な試合なのには変わりないので。あまり変わらないと思う。僕自身は優勝だからといって何か変わることはない」と話し、先発投手としてゲームメイクすることに集中。
大一番でも「平常心はここまで来たら基礎ですよね。(自分の)土台なので、これが崩れる時はダメな時なので、それは普通に息をするぐらい当たり前のようにやります」と平常心を強調した。
今季は得意にしている楽天相手でも「その日はその日でまた別の楽天。この前僕が投げた楽天と全く同じようにはいかないし、同じだったら同じ配球で打ち取れるはずなんですけど、そんなことはないと思うので、どういうふうに相手が作戦を練って来るか分からないですけど、しっかり、その日やるべきこと。あとその日の相手の雰囲気とかそういうのはしっかり感じ取って、チームに貢献出来るピッチングが出来たらいい」と意気込んだ。
取材・文=どら増田