高卒3年目のタイトルはあすのDeNA・佐野次第
中日が敵地で広島に3-0の快勝。順位は最下位に終わったが、今季の最終戦を白星で飾った。
この日のラストを締めた守護神のライデル・マルティネスは、リーグ単独トップとなる39セーブ目。「1番・中堅」で先発出場した岡林勇希も2安打を放ち、リーグ単独トップの161安打目を記録した。
高卒3年目の岡林は今季レギュラーに定着して141試合に出場。特に7月以降は3カ月連続で月間打率3割以上をマークするなど好調を維持し、一気に最多安打のタイトル争いに名乗りを挙げた。
10月1日終了時点では、159安打はDeNA・佐野恵太と並ぶリーグトップタイ。佐野も2日の試合で内野安打を1本放ったが、岡林は2日の広島戦で2安打を記録。今季の安打数を「161」まで伸ばしている。
タイトルの行方は、セ・リーグ最終戦となる明日のヤクルト-DeNA戦の結果次第。もし岡林が獲得すれば、高卒3年目の最多安打はあのイチロー以来という快挙になる。
▼ セ・リーグ最多安打争い
1位 161本 岡林勇希(中日) ※全日程終了
2位 160本 佐野恵太(DeNA) ※残り1試合
R.マルティネスはタイトルが確定
一方、2日の試合で39セーブ目を挙げたマルティネスは、自身初のタイトル獲得が確定した。
1日終了時点ではこちらもヤクルトのスコット・マクガフと並ぶトップタイだったが、マルティネスが2日の試合でセーブを記録したのに対し、マクガフは9回を締めることができずに数字を伸ばすことができなかった。
あすマクガフが今季最終戦でセーブを記録すれば、マルティネスと同数で同時受賞ということになり、もしマクガフにセーブが付かなければ、マルティネスが単独のセーブ王ということになる。
マルティネスは今季が来日6年目。2020年から抑えとして頭角を現し、今季は56試合の登板で防御率0.97という圧巻の投球を披露。
4勝3敗5ホールド、39セーブとすべてにおいてキャリアハイの成績を残して2022年のシーズンを終えた。
▼ セ・リーグ最多セーブ争い
1位 39セーブ ライデル・マルティネス(中日) ※全日程終了
2位 38セーブ スコット・マクガフ(ヤクルト)