ニュース 2022.10.03. 23:39

「バズーカ砲のような強烈な弾道!」ヤクルト・村上宗隆 56号本塁打を実況したアナウンサーが振り返る“あの瞬間”

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【プロ野球ヤクルト対DeNA】シーズン56号となる右本塁打を放つヤクルト・村上宗隆(投手・入江大生)=神宮球場 撮影日:2022年10月03日 写真提供:産経新聞社
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が今季最終戦で56号ホームランを放ち、日本選手最多本塁打記録を更新。さらに史上最年少の三冠王に輝いた。そんな歴史に残る試合の実況を担当したニッポン放送ショウアップナイターの清水久嗣アナウンサーに話を聞いた。

--まずは、村上選手の56号ホームランを伝えた率直な感想を教えてください。

驚きましたし、さすが村上選手!という打球の弾道とスピードでした。今日の打席でもなかなかストレートにタイミングが合わないシーンや空振りも目立っていたので、正直「どうかな?」と半信半疑でしたが、でも打った瞬間のバズーカ砲のような強烈な弾道はまさに村上選手!と感じました。

アナウンサーは喋りに集中するため、なかなか実況シーンは記憶に残らないのですが、打球のスピードと角度は目を閉じると浮かんできそうです。

--きょうの試合に向けて、何か準備はしたのでしょうか?

すごいペースで9月13日に55号を打ってから、まさか最終戦まで56号を打てないと思わなかったので特段の準備はしていませんが、令和初・球団初・史上最年少の三冠王という肩書も関係してくる記録なので、どんな部分を実況に入れようか整理して臨んでいました。優勝を決めたときのように日時なども入れようとしましたが、球場の雰囲気にのまれてしまい準備した30%も出せなかったかもしれません。でもその分興奮する描写はできたので、よしとします(笑)

--実況するにあたり、気を付けた点などはありますか?

もちろん一挙手一投足は追わなければいけませんでしたが、7回は恐らく最後の打席になるであろうという点と、投手が変わっていたので、それまでの打席の内容を見ていても「きょうは無いかなぁ」と思いませんでしたが、何より驚いたのは初球をとらえたことでした。一球ごとに気持ちを高めようとした私も、あの打球のパワーで一気に壊されてしまった感じです。

--清水アナはヤクルトのセ・リーグ連覇の試合の実況も担当されましたね。

そうですね。ニッポン放送ショウアップナイターの「セ・リーグ優勝実況アナは誰だ」クイズの企画で優勝実況をして「持ってるアナウンサー」を拝命しましたので「あ、本当にもってるかも……」と思いました(笑)

実は今年のヤクルト戦は偶然にもほとんど実況していなくて、7月16日(横浜)が最初でした。この試合でも村上選手はホームランを打っていたのは偶然だと思いますが、そこで見た弾道が今回に重なったと思います。その次が9月25日の優勝実況、そして今日というヤクルト戦はわずか今季担当3試合目なので偶然が重なっているなあと思います。

--まさに“もってるアナウンサー”ですね!最後に、まだヤクルトの戦いは続きますが村上選手に期待することはありますか?

シーズン最後の打席を最高のホームランで飾ったこと、打った後の笑顔で60打席出ていなかったものは払しょくできたと思います。クライマックスシリーズをはじめとするポストシーズンでは、相手にとっては脅威の、あのホームランを量産した村上選手が復活してくるんだろうというのは想像できます。ヤクルトにとっても初めての日本一連覇に向けて、大きなプラス材料であるのは間違いありません!
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