投球練習するDeNA・今永昇太[球団提供]

◆ 自然体で挑む左腕

 8日に開催される『2022 JERA クライマックスシリーズ セ』ファーストステージ第1戦の予告先発投手が発表された。ホームのDeNAは今永昇太、阪神は青柳晃洋を先発マウンドに送り出す。

 DeNAの今永は「ようやく始まるのか」と第一声。大事な先発登板となるが、「自分でもそのつもりで準備していたので、シーズン後半くらいからは。驚きも特に無いです」と余裕を感じさせる表情で話した。「リカバリーも取れましたし、いい食事、いい睡眠で過ごしてきたので、コンディションはすごくいいです」と手応えを感じている様子を見せた。

 また、「完ぺきな投球はなかなか難しいことだと思うので、失点をしても次の点は防ぐとか、自分のやりたいことばかりではなく、やるべきことをやるってこと」が大切と強調。

 今季の阪神戦は4試合に登板し2勝2敗、防御率3.46の成績。「対タイガースっていうのもそこまで数字がいいわけではないので、でもCSは全く別だと僕は考えている。まずは対阪神だと足の速いランナーを気をつけないといけないので、ランナーを出しても足のケアをしていく」とし、「ピンチのときに迎えたバッターをどうするか。それができれば勝ちに近づく」と対策も口にした。

 ホームで戦えることには「今シーズン横浜スタジアムでいっぱい連勝させてもらいましたし、見えない力というものがこれほどあるんだなと、選手全員気付かされたと思うので、明日も自分の力以上のものを出せると思うので、ファンの方々に感謝の気持ちを伝えながら、それを見て感動してもらえるように投球したい」と無形の力との共闘を誓った。

◆ 後半戦好調の要因は?

 今季はオールスター明けの後半戦に7勝1敗、防御率1.54と尻上がりのパフォーマンスを見せ、チームの逆襲を牽引した。

 「シーズンの大事な試合とか、クライマックスシリーズとか、特別なことをやらなければいけないと思いすぎていた自分がいたんですけど、メンタルコーチやピッチングコーチと話しているうちに、特別なことって無いんだなっていう。こういうときってやることがたくさんありすぎてパンクしていた時があったんですけど、そうではなくどんどん削り取って残していくっていう作業を、シーズン後半はしていたので、気持ちはすごく楽になりました。大事な試合だからこそ特別なことはできない」

 戦いを重ねる毎に研ぎ澄まされていったエースは「どんなことがあっても、最後に勝利を納めていれば内容はさほど気にしない。勝つための投球、またチームに流れを持ってこれるような投球をやりたい」と話す。より安定感の増した左腕が、大事なポストシーズン初戦に白星を持ってくる。

取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

この記事を書いたのは

萩原孝弘

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