2022.10.08 14:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 0 | 終了 | 2 | 阪神タイガース |
横浜 |
【セCSファーストステージ第1戦】
● DeNA 0 ― 2 阪神 ○
<10月8日 横浜>
必勝を期しマウンドへ上がったDeNAの今永昇太は、ストレートを中心にガンガン攻めた。あとを継いだ入江大生、伊勢大夢、エドウィン・エスコバーの勝利の方程式も無失点に抑えた。サプライズスタメンの藤田一也はヒットにファインプレー、青柳対策の神里和毅も機能した。横浜スタジアム史上最多3万3033人のファンも一緒に戦った。しかし勝利の女神は微笑まなかった。
両軍無得点で迎えた5回、阪神の先発・青柳晃洋にヒットを許した今永は、1番・中野拓夢にもセンター前へ運ばれ、代打のジェフリー・マルテに四球で一死満塁のピンチを迎えると、近本光司に2点タイムリーを打たれ先制を許した。反撃したい打線は5回、7回、8回とスコアリングポジションにランナーを進めるも、あと1本が出ず零敗を喫した。
勝負の分かれ目のひとつは、警戒していたはずの1番・中野、3番・近本に計7安打2打点を許したこと。三浦監督は「今日結果としては2人で7安打ですから。しっかりまた対策を立てて臨みます」とし、散発5安打無得点に終わった打線については「結果0点ですから。点取れなかったですから…」と声を絞り出した。
前日会見でキーマンとして挙げていた桑原将志は無安打に終わったが、「クワ(桑原)もうまく攻められてましたけど、そのぶん神里が出塁してくれてクリーンアップに回してくれましたし、仕方ないです」と責めることはなかった。また、4月16日以来となるスタメン起用に応え、ハッスルプレーでチームを鼓舞した藤田についても「よく守ってくれましたし、ヒットも打ってくれましたから」と称えることを忘れなかった。
5回2失点で降板した今永の投球に関しては「よく粘ったと思います」と評価し、「悪くはなかったですけれども、2点リードされていましたから(点を)取りに行かないといけないのであそこで交代しました」と、5イニング87球で降板させた理由を説明した。
指揮官は「沢山の方が駆けつけてくれて心強かったですけど、申し訳なかったなと。結果に繋げられず、申し訳なかった」とチームの総意を代弁。「まだ試合できるわけですし、選手たちもやり返そうって気持ちでね、ベンチ裏で試合終了後から明日っていう気持ちになってました」と反撃の炎は消えていないと強調した。
逆境こそが最高の舞台。三浦ベイスターズは崖っぷちから這い上がってみせる。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
● DeNA 0 ― 2 阪神 ○
<10月8日 横浜>
必勝を期しマウンドへ上がったDeNAの今永昇太は、ストレートを中心にガンガン攻めた。あとを継いだ入江大生、伊勢大夢、エドウィン・エスコバーの勝利の方程式も無失点に抑えた。サプライズスタメンの藤田一也はヒットにファインプレー、青柳対策の神里和毅も機能した。横浜スタジアム史上最多3万3033人のファンも一緒に戦った。しかし勝利の女神は微笑まなかった。
両軍無得点で迎えた5回、阪神の先発・青柳晃洋にヒットを許した今永は、1番・中野拓夢にもセンター前へ運ばれ、代打のジェフリー・マルテに四球で一死満塁のピンチを迎えると、近本光司に2点タイムリーを打たれ先制を許した。反撃したい打線は5回、7回、8回とスコアリングポジションにランナーを進めるも、あと1本が出ず零敗を喫した。
勝負の分かれ目のひとつは、警戒していたはずの1番・中野、3番・近本に計7安打2打点を許したこと。三浦監督は「今日結果としては2人で7安打ですから。しっかりまた対策を立てて臨みます」とし、散発5安打無得点に終わった打線については「結果0点ですから。点取れなかったですから…」と声を絞り出した。
前日会見でキーマンとして挙げていた桑原将志は無安打に終わったが、「クワ(桑原)もうまく攻められてましたけど、そのぶん神里が出塁してくれてクリーンアップに回してくれましたし、仕方ないです」と責めることはなかった。また、4月16日以来となるスタメン起用に応え、ハッスルプレーでチームを鼓舞した藤田についても「よく守ってくれましたし、ヒットも打ってくれましたから」と称えることを忘れなかった。
5回2失点で降板した今永の投球に関しては「よく粘ったと思います」と評価し、「悪くはなかったですけれども、2点リードされていましたから(点を)取りに行かないといけないのであそこで交代しました」と、5イニング87球で降板させた理由を説明した。
指揮官は「沢山の方が駆けつけてくれて心強かったですけど、申し訳なかったなと。結果に繋げられず、申し訳なかった」とチームの総意を代弁。「まだ試合できるわけですし、選手たちもやり返そうって気持ちでね、ベンチ裏で試合終了後から明日っていう気持ちになってました」と反撃の炎は消えていないと強調した。
逆境こそが最高の舞台。三浦ベイスターズは崖っぷちから這い上がってみせる。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)