2022.10.12 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 7 | 終了 | 1 | 阪神タイガース |
神宮 |
頼れる主砲「勝つことだけを考えてやることが一番」
ヤクルトは11日、『2022 JERA クライマックスシリーズ セ』ファイナルステージに備え、神宮外苑で全体練習を行った。
リーグ3位からCSファーストステージを勝ち上がってきた阪神が相手となるが、高津臣吾監督は「対策というか、しっかりやっていかなければいけない。全力で戦ってそこまでの準備はしっかりしたい」と話し、「常に全力、常に集中ということはしっかり意識付けて明日を迎えたい」と、意気込みを語った。
12日・初戦の先発を任せた小川泰弘については「1勝のアドバンテージはありますけど、先に勝ちたいというのは強く思っています。小川に託しています。勝ちに導く投球をしてくれたらなと思います」と、右腕に期待を寄せた。
「勝つにしても負けるにしても接戦になると思う。そこで一歩、半歩、先に行きたいと思っています」と指揮官。4番の村上宗隆を中心とする打線が、短期決戦で阪神の投手力にどう立ち向かうかがカギとなる。
村上は「しっかり自分たちの野球をして勝つというところだけに集中して、相手はどこであろうと頑張ろうという気持ちでいます」と、言葉に力を込めた。
「勝つことだけを考えてやることが一番だと思います。自分の状態が悪かったら、チームバッティングをするだったり、そういう切り替えが大事になってくると思う。チームのために力になれるかというところを考えてやっていくことが大事かなと思います」と、チームの勝利に徹する覚悟だ。
今季は日本選手最多の56本塁打と史上最年少での三冠王を獲得し、チームをリーグ連覇に導いた村上。ポストシーズンに突入し、「日本一の権利を掴めるように頑張りたいと思います」と、決意を新たにした。
12日のCSファイナルステージ第1戦(18時開始)は小川と西勇輝が先発予定。リーグ王者のヤクルトが1勝のアドバンテージを持ち、4戦先勝の戦いがスタートする。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)