2022.10.12 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 5 | 終了 | 0 | 福岡ソフトバンクホークス |
京セラD大阪 |
【パCSファイナルステージ第1戦】
○ オリックス 5 - 0 ソフトバンク ●
<10月12日 京セラD大阪>
オリックスは『2022 パーソル クライマックスシリーズ パ』ファイナルステージ第1戦に快勝。アドバンテージ含め2勝0敗とし、2年連続日本シリーズ進出に大きく前進した。
初戦のマウンドと託されたエース・山本由伸が8回5安打無失点と好投し、打線は3つの押し出しと、7番・杉本裕太郎の適時打、4番・吉田正尚の1号ソロで効果的に5得点。投打がかみ合う快勝だった。
8回10奪三振と圧巻の投球でチームを勝利に導いた山本は、1点リードの5回無死一・二塁からバント処理で三塁封殺を狙うもファンブル。「自分のミスがあったので気を引き締めました」と、一死二・三塁のピンチを迎えところでギアを上げ、柳町達、甲斐拓也を連続三振で退けピンチを切り抜けた。
打撃好調だったソフトバンクの主砲・柳田悠岐に対しては「一発でチームに勢いのつく試合が続いていたので意識しました」と3打数ノーヒット。「初戦を大事に思っているので、取れて良かった」と安堵の表情を浮かべていた。
山本について、中嶋聡監督は「この結果が全てだと思う。いつもよりもフォークの落ちは良くなかったですけど、真っ直ぐに強さが非常にありましたし良いと思う。シュート回転する球があって、本人としては納得のいくボールじゃないかもしれないけど、要所のところでしっかり放れたというのが勝因」と分析。5回のピンチについては「自分のミスだと思ってるでしょうし、それを自分で返そうとギアを上げたのは凄いこと」とエースを称賛した。
「7番・指名打者」で先発し2打点を挙げた杉本については「だいぶ調子は上がって来ていると思う。ボールの見方が非常にいい」と評価していたが、「押し出しはもらった点ということになりますけど、逆に自分たちがということを思いますと、怖い思いをしましたけどね」と、ソフトバンク投手陣が四球から自滅した場面を自身のチームに置き換えて見ていたようだ。
「アドバンテージのことはひとつも考えてないので、その試合をしっかり取りにいきたい」という指揮官は、攻めの姿勢を貫いたナインに対して「良い姿勢です」と評価。
「短期決戦は短期決戦ですけど、だからって特別なことをやって、空回りするなら普段通りでいい。早めの継投とか後のことを考えないでとかいろいろあるけど、1年間戦って来て最後のところなんで、そこで無理をさせるのもどうなのかなと思うし。(無理を)させるところはさせるんですけどね」と話した。
昨年はアドバンテージを入れて3勝1分けでCSを制したオリックス。今年も好調な滑り出しを見せた。
取材・文=どら増田
○ オリックス 5 - 0 ソフトバンク ●
<10月12日 京セラD大阪>
オリックスは『2022 パーソル クライマックスシリーズ パ』ファイナルステージ第1戦に快勝。アドバンテージ含め2勝0敗とし、2年連続日本シリーズ進出に大きく前進した。
初戦のマウンドと託されたエース・山本由伸が8回5安打無失点と好投し、打線は3つの押し出しと、7番・杉本裕太郎の適時打、4番・吉田正尚の1号ソロで効果的に5得点。投打がかみ合う快勝だった。
8回10奪三振と圧巻の投球でチームを勝利に導いた山本は、1点リードの5回無死一・二塁からバント処理で三塁封殺を狙うもファンブル。「自分のミスがあったので気を引き締めました」と、一死二・三塁のピンチを迎えところでギアを上げ、柳町達、甲斐拓也を連続三振で退けピンチを切り抜けた。
打撃好調だったソフトバンクの主砲・柳田悠岐に対しては「一発でチームに勢いのつく試合が続いていたので意識しました」と3打数ノーヒット。「初戦を大事に思っているので、取れて良かった」と安堵の表情を浮かべていた。
中嶋監督はナインの姿勢を評価
山本について、中嶋聡監督は「この結果が全てだと思う。いつもよりもフォークの落ちは良くなかったですけど、真っ直ぐに強さが非常にありましたし良いと思う。シュート回転する球があって、本人としては納得のいくボールじゃないかもしれないけど、要所のところでしっかり放れたというのが勝因」と分析。5回のピンチについては「自分のミスだと思ってるでしょうし、それを自分で返そうとギアを上げたのは凄いこと」とエースを称賛した。
「7番・指名打者」で先発し2打点を挙げた杉本については「だいぶ調子は上がって来ていると思う。ボールの見方が非常にいい」と評価していたが、「押し出しはもらった点ということになりますけど、逆に自分たちがということを思いますと、怖い思いをしましたけどね」と、ソフトバンク投手陣が四球から自滅した場面を自身のチームに置き換えて見ていたようだ。
「アドバンテージのことはひとつも考えてないので、その試合をしっかり取りにいきたい」という指揮官は、攻めの姿勢を貫いたナインに対して「良い姿勢です」と評価。
「短期決戦は短期決戦ですけど、だからって特別なことをやって、空回りするなら普段通りでいい。早めの継投とか後のことを考えないでとかいろいろあるけど、1年間戦って来て最後のところなんで、そこで無理をさせるのもどうなのかなと思うし。(無理を)させるところはさせるんですけどね」と話した。
昨年はアドバンテージを入れて3勝1分けでCSを制したオリックス。今年も好調な滑り出しを見せた。
取材・文=どら増田