初球をフルスイング、打った瞬間の確信弾！

　オリックスの杉本裕太郎外野手（31）が13日、ソフトバンクとのCSファイナルステージ第2戦（京セラD大阪）で特大の勝ち越し2ランを放った。

　2－2の同点で迎えた5回、一死二塁でソフトバンクの2番手左腕・大関と対戦。初球の内角直球を完璧に捉えた打球は、打った瞬間にそれと分かる勝ち越しの左越え2ランとなった。主砲は悠然とダイヤモンドを一周し、ベンチ前でお馴染みの「昇天ポーズ」を披露。仲間から祝福され笑顔が弾けた。

　初回には遊撃を強襲する適時内野安打を放つなど、5回までに3打数3安打3打点をマーク。5－0で勝利した前日の第1戦も、右前適時打含む3打数2安打2打点と活躍した。

　昨季は32本で本塁打王に輝いたものの、今季は春先から打撃不振。シーズンを通して一軍に定着できず、105試合の出場で打率.235、15本塁打、51打点と不完全燃焼の1年となった。それでも、MVPに輝いた昨季同様、CSでは2戦連続マルチ安打＆打点と勝負強さを発揮。2年連続のCSでのMVP受賞に期待が高まる。