2連敗で追い込まれたソフトバンク
ファイナルステージ第2戦に敗れたソフトバンクは2連敗。
初回、1番・三森大貴の二塁打を口火に好機を作り、4番・デスパイネの遊ゴロの間に先制。3回は3番・柳田悠岐が適時二塁打を右翼線へ運び2点目を奪った。しかし、先発の板東湧梧が乱調。3回までに8安打を浴び、3回途中2失点でマウンドを降りた。同点の5回は2番手・大関友久が2ラン被弾。2-4と逆転を許した。
打線は2点を追う9回、2番・周東佑京の中前適時打で1点差に迫り、なおも二死一・二塁の好機を迎えるも、最後はデスパイネが空振り三振に倒れ万事休す。これでソフトバンクのファイナルステージ突破の条件は4連勝のみと早くも崖っぷちに立たされた。
13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では解説の谷繁元信氏がソフトバンクについて言及。打線については「やっぱり、柳田がシーズン後半から打点を稼いでいますから、柳田の前にどれだけランナーを出せるか。ここがポイントだと思いますね」と語り、「今日も三森と周東が3打席目に2人とも初球を打って2球でツーアウトを取られてしまった。この2人の持ち味は積極性なので(初球から打ちに行くのは)いいことだとは思うんですが、やっぱり場面であったり状況であったりそういうことを考えながら打ちに行くことも必要なのでは」と、相手投手を揺さぶる仕掛けなどの必要性を提言した。
投手陣については「昨日も今日も2番手が大関でそこが正直機能していなかったのが痛かったですね。大関は元々、先発をやっていてシーズン終盤に中継ぎをやるようになったので経験値としては少ないんですよね。なので経験値が多いピッチャーに頼るのがこういう時はいいのかなと思いますね」と継投策の失敗について触れ、“本職”のリリーバーの起用を提案。
負けたらCS敗退となる第3戦に向けては「キーマンは甲斐ですね。この2戦を見てみると、ちょっと冴えてないなと。キャッチャーとしての勘というか相手の観察(眼)というかイマイチ冴えていないと感じるんですよ。ソフトバンクのCS18連勝に貢献してますから経験値としては十分あるので」と、チームの黄金期を知る“扇の要”に奮起を促した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』