ニュース 2022.10.16. 07:30

飛躍の1年となったDeNA・入江大生「支えてもらって励ましてもらって1年間できた」

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DeNA・入江大生 (C) Kyodo News
 「初めてのポジションで1年間やらせて頂いて、去年は肘の手術もあり最初の頃しか一軍にいなかった。今年完走して、しんどかったですし、でもその中でブルペンの先輩方や投手コーチ、裏方さん、非常に色んな人たちに支えてもらって励まして貰って1年間出来たなと思います」。

 即戦力ルーキーとして期待されたプロ1年目の昨季はわずか4試合にととどまったDeNAの入江大生は2年目の今季、57試合に登板して、5勝1敗10ホールド、防御率3.00と飛躍の1年となった。

 CSでも2試合に登板とフル回転。

 「僕は、「同じ準備をする事」に凄くこだわっています。(ストレッチなどの準備を)やり過ぎて(筋肉が)緩みすぎてしまうことも良く無いですし、逆にやらずに硬すぎるのも良くないので、毎回同じ準備をする事で、今日はここが疲れている、硬いと言う事を気付けると思うんですよね」。

 「毎日同じことをするというのを心掛けました。ケアではなく、準備です。そこで気付いた点をトレーナーさんに伝えて、そこをよりほぐして貰ってから、力を入れるのか、ほぐすだけなのかを相談しながらやっていました」。

 ブルペンには同じ明大出身で入江にとって1学年先輩にあたる伊勢大夢がいた。「大学1年生、入学した時から身近にいる先輩なので、もちろん伊勢さんを蹴落としていかないと(笑)」とポジションを争うライバルとなったが、「抑えた時とか嬉しいですし、凄いなと感心するんですけど、野球以外は本当に仲良くさせて頂いています(笑)」と明かした。

 1年間一軍で投げる中で、シーズン最終戦となった10月3日のヤクルト戦では村上宗隆に第56号本塁打を浴びた。「歴史に名を残せたな、と。(笑)どういう結果であれ、名を残せるのはそこに立った人しか無理だと思うので。ただ次は僕がそういう記録、タイトルとか取れれば良いという気持ちになれました」。

 CSでも第3戦に原口文仁に決勝打を浴びた。「シーズンの前半は大差で負けている展開でイニング跨ぎをしたりとか、そういうところで投げていたんですけど、最終戦、ああいう負けてはいけない、チームの勝敗に関わる場面で投げさせていただけたというのは僕自身成長したところでもあるなと思います」。

 「ただあそこで抑えられなかったというのが実力なのでこれから先オフシーズンに入っていくんですけど、ウィークポイントをしっかり整理してよりレベルアップして来季な臨みたいなと思います」と来季に向けた反省も忘れない。

 来季も今季と同じように活躍するため、この秋、シーズンオフの過ごし方が重要になってくる。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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