【地区シリーズ第4戦】
○ パドレス 5 － 3 ドジャース ●
＜現地時間10月15日　ペトコ・パーク＞

　パドレス（西地区2位/第5シード）対ドジャース（西地区1位/第1シード）の地区シリーズ（3戦先勝、最大5試合制）第4戦が15日（日本時間16日）に行われ、大逆転で勝利したパドレスが同ステージの対戦成績を3勝1敗とし、24年ぶり3度目となるナ・リーグ優勝決定シリーズ（NLCS）進出を決めた。

　パドレスは3点を追う7回裏、8番・グリシャムからの4連打などで3－3の同点に追いつくと、なおも二死二、三塁で5番・クロネンワースが2点適時打を中前へ運び逆転。一挙5点のビッグイニングで本拠地は熱狂に包まれた。

　投げては先発のマスグローブが、先制されながらも6回6安打2失点と粘投。7回表は2番手のウィルソンが3点目を失ったが、なおも一死一、二塁のピンチで登板した3番手のヒルが見事な火消しで追加失点を防いだ。2点リードに変わった8回以降は、元阪神のスアレス、守護神・ヘイダーが1イニングずつパーフェクト救援。レギュラーシーズンで22ゲーム差をつけられた同地区王者・ドジャースを撃破した。

　第2戦で勝利投手になったダルビッシュも地区シリーズ突破に歓喜。今年2度目のシャンパンファイトを味わい「一番強いと思っていたドジャースに勝ったので、本当に最高の気分です」と笑顔を見せた。「（負けていたら）第5戦で先発する予定だったので、5点取る前のイニングに1回、家に帰ってLAに先に行こうと思った」と裏話も披露。「そのあと5点取って、すごくエキサイティングな試合でした」と声を弾ませた。

　ダルビッシュはメッツとのワイルドカードシリーズ初戦、そしてドジャースとの地区シリーズ第2戦と、ポストシーズン（PS）2登板連続白星でチームの快進撃に大貢献。「フィリーズもワイルドカードからここまで勢いよく来てると思うので、特に考えず、いつも通りの投球をしたいと思います」と次なる戦いを見据えた。