ニュース 2022.10.24. 06:14

オリックス、9回に追いつかれ痛恨のドロー…高木氏「引き分けられたという捉え方をしたほうがいい」

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9回裏に同点3ランを浴びたオリックスの5番手・阿部 (C)Kyodo News

阿部がまさかの同点弾を浴びる


 日本シリーズの第2戦は延長12回で決着がつかず引き分け。

 オリックスは3点リードの9回、5番手・阿部翔太に託したが、先頭からの二塁打と四球で無死一・二塁のピンチを招き、代打・内山壮真に痛打。カウント2-2後の高め直球を右翼席へ運ばれ、ひと振りで試合を振り出しに戻された。

 打線は6回以降得点を奪えず、試合は3-3のまま規定によりドロー決着。日本シリーズでの引き分けは、2018年の広島対ソフトバンクの第1戦以来、4年ぶりとなった。

 23日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した江本孟紀氏は延長12回で引き分けた結果について「オリックスは引き分けで喜んでいる場合じゃないですよね。(勝てた)内容だから、あそこで追いつかれるのかと。次に戦うときに不安ですよね」と、敵地での2連戦を1勝1敗のタイに戻せなかった想定外の結果について言及した。

 同じく解説を務めた高木豊氏は「まさか同点のホームランを打たれるとは思っていなかったので想定外だと思います」と同調。

 続けて「ただ、オリックスのほうは考えようによっては(第1戦を)山本で勝って第2戦目はどうかという想定だったと思うので、第2戦を(負けずに)引き分けられたという捉え方をしたほうがいいと思うんですよ」と、土壇場で追いつかれ、ヤクルトに傾いた流れを食い止められたことが今後につながると評価。

「逆にヤクルトは9回に相手はピッチャーを使い切っている状況でサヨナラをできなかったので少し嫌な感じは残ったんじゃないですかね。負けなかったことはよかったんでしょうけど、勝ち切れなかったというのは僕は少し嫌な感じは残りましたね」と、ヤクルトにとっては“勝ちに等しい引き分け”ではなかったとの見方を示した。

 第3戦以降の展望については「オリックスは杉本ですよね。2試合を見てるとヤクルトは吉田を徹底マークしています。ですから、杉本が打つか打たないかで得点力がまったく変わってきますよ」と語り、「プラスなのは下位打線からチャンスを上位に回せているということ。そこらへんは継続してやっていきたいところでしょうね」と、つながりを見せ始めた打線が巻き返しのポイントになると語った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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