◆ 昨年は6回1失点でセ・リーグ最年長記録樹立
ヤクルトの石川雅規投手(42)が26日、オリックスとの「SMBC日本シリーズ2022」の第4戦(京セラD大阪)に先発登板。5回1失点と好投したが、打線の援護なく勝利投手の権利は得られなかった。
初回、二塁打と連続四球で二死満塁のピンチを招くも、6番・杉本を空振り三振に仕留め無失点スタート。2回も一死から連続四球を与え得点圏に走者を背負ったが、後続を封じゼロを刻んだ。
3回は先頭の3番・中川圭に死球を与えると、二死二塁で杉本に左前適時打を許し先制された。それでも、4回は3者凡退で終えると、5回は一死から遊撃・長岡の失策で走者を出したが4番・吉田正を二ゴロ併殺斬り。若手のミスをカバーした。
直球の球速は130キロ台ながら、円熟の投球術でオリックス打線を翻弄。序盤は制球に苦しみながらも5回88球、2安打1失点、4奪三振5四死球と力投したが、打線が6回まで1点も奪えず、1点ビハインドの6回裏からリリーフ陣にマウンドを譲った。
昨年の日本シリーズは、オリックスとの第4戦で6回3安打1失点(自責点0)と好投。セ・リーグ最年長となる41歳10カ月での日本シリーズ白星を手にした。今年も勝利を挙げれば1950年の若林忠志(毎日)の42歳8カ月を抜きNPB全体での最年長記録になるところだったが、プロ野球記録は持ち越しとなった。