2022.10.27 18:30 | ||||
オリックス・バファローズ | 6 | 終了 | 4 | 東京ヤクルトスワローズ |
京セラD大阪 |
日本シリーズで“新人白星”となれば球団初
ヤクルトのドラフト1位・山下輝投手(23)が27日、オリックスとの「SMBC日本シリーズ2022」の第5戦(京セラD大阪)に先発登板。5回7安打3失点で勝利投手の権利を持ってリリーフ陣にバトンを渡した。
1点の援護をもらい日本シリーズ初マウンドに上がったドラ1左腕。初回は危なげなく無失点スタートを切ると、2点リードの2回は二死から四球と二塁打で二、三塁のピンチを招いたが、9番・若月を遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。
3回は1番から始まる上位陣をテンポ良く3人斬り。4回も先頭の4番・吉田正を1球で左飛に仕留めたが、ここから4安打を集中され2-2の同点に追いつかれた。続投した5回は、ここまで2打席封じていた吉田正に中越えのソロ被弾。2-3と逆転を許した。
それでも直後の6回表、ヤクルト打線は9番・長岡の右前適時打で追いつくと、2番・青木の右翼線適時二塁打で4-3と再逆転。これで山下に勝利投手の権利が発生し、高津監督は6回裏のマウンドに2番手・石山を送った。
山下はルーキーイヤーの今季、ケガで出遅れレギュラーシーズンでの登板は2試合(先発で1勝1敗)だけ。それでも能力を見込まれ大舞台での登板を託された。新人投手の日本シリーズ先発は、ヤクルトでは1992年の石井一久(現楽天GM兼監督)以来30年ぶり。このままリードを守り勝利すれば、日本シリーズでは球団初の新人白星となる。