2023年シーズンも裏方として西武に貢献
西武は29日、今季限りで現役を引退した十亀剣が「球団本部編成グループ・育成アマチュア担当」、戦力外通告を受けていた佐野泰雄が「同一軍グループ・先乗りスコアラー」に就任したと発表した。
十亀は愛工大名電高から日本大、JR東日本を経て2011年ドラフト1位で入団。通算11シーズンで53勝、21ホールド、3セーブをマークし、23年シーズンからはスカウトとしてチームを支えることになった。
佐野は和光高から平成国際大を経て、14年ドラフト2位で入団すると、通算8シーズンで105試合に登板し6勝5敗4ホールドを記録。選手としては今季限りで構想外となったが、来季からは対戦相手を分析する裏方としてチームに貢献することになった。
球団を通じて発表された2名のコメント全文は以下の通り。
コメント全文
▼ 十亀剣
このたび、スカウトの職に就きました。
ライオンズの戦力となる選手を発掘するという仕事に、新たなやり甲斐を感じているところです。
高校、大学、社会人といろいろな環境で野球をしてきた自分の経験を生かして、選手発掘のため走り回りたいと思います。
そして何より、選手時代から困った時に最も頼りにしていたのが、アマチュアの頃から自分のことを知ってくれているスカウトの方でした。
選手が入団したらそれで終わり、ではなく、困った時にいつでも相談にのってサポートしてあげられるようなスカウトになりたいと思います。
▼ 佐野泰雄
幼い頃からずっと埼玉で過ごしてきましたので、これからもライオンズの力になれるということをうれしく思いますし、とても感謝しています。
僕は現役時代、試合前のミーティングでいつもスコアラーさんから貴重なデータをいただいていて、ピッチングに役立っていました。
その説明もわかりやすくて本当に助けられました。
個人的にもデータ分析や投球解析にも興味を持っていましたし、わりと得意な方だと思います。
これからは僕が収集したデータを駆使して、それをチームに還元して勝利に導けるよう、裏から支えたいと思います。