手痛い一発を浴びたオリックス・阿部翔太 (C) Kyodo News

◆ 第2戦でセーブ失敗「これ日本一にならなかったら…」

 プロ2年目のシーズンで大ブレークを果たしたオリックスの阿部翔太。ポストシーズンでは塁上を賑わす苦しい投球が続いたが、中嶋聡監督はレギュラーシーズン同様に使い続けた。

 日本一を決めた日本シリーズ第7戦は登板機会がなかったものの、「ピンチの時に2回ぐらい作っていた」という。そんな阿部には日本一にならなければいけない理由があった。

 「日本一になってうれしいということと、(3-3で引き分けた)第2戦。僕が打たれて同点になってしまったので、これ日本一にならなかったら、あそこで勝ってたら…とずっと後悔するなと思うので、本当に良かったなと思います。あのまま2戦目で終わってたらモヤモヤが残っていたでしょうし、5戦目のところで抑えましたけど、日本一になってなかったら、あのとき抑えてたら決まってた話なんで、本当にホッとしています」

 ソフトバンクとのCSファイナルステージでは、突破を決める直前、山﨑颯一郎らとともにベンチ奥でサヨナラ勝利を信じ手を合わせている姿があったが、ブルペンで待機していた日本シリーズ第7戦も心の中でチームの勝利を祈っていたはずだ。

 阿部はシリーズ第2戦の9回、ヤクルトの内山壮真に代打同点3ランを打たれセーブ失敗。「打たれたとき、お前のおかげでここまで来てるんだから下を向くなと、みんな言ってくれたんで。打たれてベンチを見たときに中嶋監督がジェスチャーで、0-0になっただけや、振り出しに戻っただけやって…それに救われたかなと思います」と指揮官の気遣いにも感謝していた。

 今季は44試合に登板し、防御率0.61、1勝0敗、22ホールド3セーブという圧巻の成績。「シーズンに入る前まででは想像ができないくらい疲れましたけど、充実した良いシーズンになった」と振り返った。

 ヤクルトとの激闘を終え、「初めてのシーズン通しての経験だったので、正直けっこう体にはきてます(笑)」と疲労感も口にしたが、これも昨年はできなかった体験だ。充実感溢れる2022年シーズンの経験は、きっと今後のキャリアにつながるはずだ。

取材・文=どら増田

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どら増田

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