ファーストミット着用者は2人
野球日本代表・侍ジャパンは4日、東京ドームで強化試合「侍ジャパンシリーズ」前日の公式練習を実施。投内連携を含めた守備練習、打撃練習などで各選手が調整した。
ノックでは各ポジションに選手が散る中、佐藤輝明(阪神)が右翼から三塁へ、牧秀悟(DeNA)は二塁と一塁、岡本和真(巨人)も三塁と一塁を移動しながら守備練習。周東佑京(ソフトバンク)も右翼と内野の複数ポジションを動き回りながらノックを受けた。
今回の代表メンバーは、内野6人、外野6人の選手が招集されているが、所属チームで「一塁」を本職にしている選手はおらず、投内連携では佐藤輝と村上宗隆(ヤクルト)も三塁守備時に着用しているグラブのまま一塁手として参加する場面も。代わる代わる多数の選手が複数ポジションを守るなか、ファーストミットを着用していたのは牧と岡本の2人だった。
栗山監督は「あのメンバーでどこが足りていないかというのは選手もわかるんでね、そういう準備をしてくれているのは嬉しいです」と、ミットを持ち替え精力的に動いた岡本についてコメント。
守備位置については「2つ(ポジションが)出来る幅を持ってほしいということで、ファースト専任の選手をあえて選んでいない。何を先に試していくのかっていうことになる。いきなりですけど、明日試したいこともあるので。みんなが『ん?』って思うこともあるかもしれない」と、様々な構想を練っていることを明かした。
侍ジャパンは5日に日本ハム、6日に巨人と東京ドームで対戦。その後、札幌ドームに移動し、9日からオーストラリア代表と強化試合2連戦を戦う。来春のWBCへ向け、この4試合で栗山ジャパンの骨格は見えてくるか、注目だ。
▼ 侍ジャパンシリーズ2022・招集選手
<投手>
11 佐々木朗希(ロッテ)☆初選出
13 森浦大輔(広島)☆初選出
14 髙橋宏斗(中日)☆初選出
15 大勢(巨人)☆初選出
16 宮城大弥(オリックス)☆初選出
17 伊藤大海(日本ハム)
20 戸郷翔征(巨人)☆初選出
21 今永昇太(DeNA)
22 山﨑颯一郎(オリックス)☆初選出
29 石川柊太(ソフトバンク)
44 與座海人(西武)☆初選出
47 高橋奎二(ヤクルト)☆初選出
65 湯浅京己(阪神)☆初選出
<捕手>
10 森友哉(西武)
19 甲斐拓也(ソフトバンク)
27 中村悠平(ヤクルト)
<内野手>
1 山田哲人(ヤクルト)
2 源田壮亮(西武)
3 牧秀悟(DeNA)☆初選出
25 岡本和真(巨人)
51 中野拓夢(阪神)☆初選出
55 村上宗隆(ヤクルト)
<外野手>
4 周東佑京(ソフトバンク)
5 近本光司(阪神)☆初選出
7 佐藤輝明(阪神)☆初選出
8 近藤健介(日本ハム)
9 塩見泰隆(ヤクルト)☆初選出
63 西川龍馬(広島)