ニュース 2022.11.05. 18:08

侍ジャパン・栗山監督「チームと個人の課題を潰していく」初陣勝利もさらなる向上誓う

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侍ジャパン・栗山英樹監督
【侍ジャパンシリーズ2022】
○ 侍ジャパン 5 ― 4 日本ハム ●
<11月5日 東京ドーム>

 野球日本代表・侍ジャパンは5日、東京ドームで強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」日本ハム戦を戦い、栗山体制の初陣を白星で飾った。

 打線は初回に近本光司が盗塁でチャンスメークし、近藤健介の犠飛で先制。3番・牧秀悟、6番・森友哉、4番・村上宗隆に一発が飛び出した。

 投手陣は4失点こそしたものの、4回3失点の先発・石川柊太の後を受けた髙橋宏斗が代表初登板で3回無失点と好投。1点差の9回は巨人のドラフト1位ルーキー・大勢が締めくくった。

 栗山監督はコンディション面でばらつきが心配されたナインの動きを評価しつつ、「勝ったことよりも、こういうときにはこうしていかないとという課題がいっぱい出た試合だった」と初陣を振り返り、国際球への対応など、コーチ陣も含めた采配、ベンチワークに改善の余地があると話した。

 この試合では牧秀悟が一塁、中野拓夢が二塁、村上宗隆が指名打者として先発出場したが、「思い切って慣れないポジションをやってもらったこともありましたけど、思っていた通りのことも、もう少しというところもあった。しっかりと分析していきたい」と話した。

 指揮官は来年3月のWBCを見据え、「本当に色んなことが起こるので、本番で『初めてだ』ってやってる場合じゃない」と、今シリーズは“試す”姿勢を持って戦うことを明言。

 今後は「エンドラン系とか、これから選手たちの動きを見ながら、そういったサインも必要になってくる。もう少し動きたいなとも思っている」とさらなるチーム力向上を思い描いた。

 今秋の強化試合は残り3試合。「勝ちきりながら、チームが持っている、個人が持っている課題を潰していく、それしかない」と前進を誓った。
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