【侍ジャパンシリーズ2022】
○ 侍ジャパン 5 ― 4 日本ハム ●
<11月5日 東京ドーム>
「14年目、正直長かったなという思いがありますし、歩んできた野球の道が間違っていなかったんだなと思う1日でした」。
10月28日に今季限りでの現役引退を発表した日本ハムの杉谷拳士が5日、侍ジャパンとの強化試合に途中出場した。
杉谷は3-5の7回無死一塁の場面で、阿部和広の代打で登場。右の高橋宏斗(中日)がマウンドに立っていたが「昨日(4日)の段階では最後は右で立とうかなと思ったんですけど、スイッチヒッターで最初から最後まで駆けぬけようという思いがあった。最後の最後まで右ピッチャーのときは左打席に立って終わろうと思っていました」と左のバッターボックスに立った。
高橋が投じた1ボール2ストライクからの4球目のストレートを打ちにいくも、プロ最後の打席はライトフライに倒れた。涙を流しベンチへと戻った杉谷は「ダサかったですね。笑顔で終わりたいと思っていたので、ただ本当にこのような場を設けていただいた日本代表の関係者の皆様、日本ハムの皆様に感謝の気持ちでいっぱいだった。凡退した後にそんな思いがこみ上げてきまして大泣きしていましたね」と笑顔で振り返った。
試合後には「ずっと戦ってきた仲間もいますし、新しい仲間もいたんですけど、野球を通じて繋がってきたものが最後こういう形になったんだなと。ものすごく幸せな瞬間だったなと思っています」と胴上げされた。
プロ野球選手としての杉谷拳士は引退となったが、これから第2の人生がスタートとなる。新庄監督は「どんどんテレビに出てもらって、彼は元気だけじゃない。すごく真面目で人のことも考えて、いろんな杉谷君がいる。いろんな杉谷君を普通に出してくれたら、新しい杉谷君が生まれてくると思う。最終的にはもう1回ユニホームを着て恩返しをしてもらえたら嬉しいなと思います」とエール。
杉谷は「今後どういう形で野球界に恩返ししたらいいのか考え、国内外を含め勉強して、必ずスポーツ界に貢献しようと思っています。前進した杉谷をテレビ越しでみせられるようにしっかり勉強していきたいと思います」と、笑顔でグラウンドに別れを告げた。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司)
○ 侍ジャパン 5 ― 4 日本ハム ●
<11月5日 東京ドーム>
「14年目、正直長かったなという思いがありますし、歩んできた野球の道が間違っていなかったんだなと思う1日でした」。
10月28日に今季限りでの現役引退を発表した日本ハムの杉谷拳士が5日、侍ジャパンとの強化試合に途中出場した。
杉谷は3-5の7回無死一塁の場面で、阿部和広の代打で登場。右の高橋宏斗(中日)がマウンドに立っていたが「昨日(4日)の段階では最後は右で立とうかなと思ったんですけど、スイッチヒッターで最初から最後まで駆けぬけようという思いがあった。最後の最後まで右ピッチャーのときは左打席に立って終わろうと思っていました」と左のバッターボックスに立った。
高橋が投じた1ボール2ストライクからの4球目のストレートを打ちにいくも、プロ最後の打席はライトフライに倒れた。涙を流しベンチへと戻った杉谷は「ダサかったですね。笑顔で終わりたいと思っていたので、ただ本当にこのような場を設けていただいた日本代表の関係者の皆様、日本ハムの皆様に感謝の気持ちでいっぱいだった。凡退した後にそんな思いがこみ上げてきまして大泣きしていましたね」と笑顔で振り返った。
試合後には「ずっと戦ってきた仲間もいますし、新しい仲間もいたんですけど、野球を通じて繋がってきたものが最後こういう形になったんだなと。ものすごく幸せな瞬間だったなと思っています」と胴上げされた。
プロ野球選手としての杉谷拳士は引退となったが、これから第2の人生がスタートとなる。新庄監督は「どんどんテレビに出てもらって、彼は元気だけじゃない。すごく真面目で人のことも考えて、いろんな杉谷君がいる。いろんな杉谷君を普通に出してくれたら、新しい杉谷君が生まれてくると思う。最終的にはもう1回ユニホームを着て恩返しをしてもらえたら嬉しいなと思います」とエール。
杉谷は「今後どういう形で野球界に恩返ししたらいいのか考え、国内外を含め勉強して、必ずスポーツ界に貢献しようと思っています。前進した杉谷をテレビ越しでみせられるようにしっかり勉強していきたいと思います」と、笑顔でグラウンドに別れを告げた。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司)