6回裏に特大の逆転3ランを放つアストロズの3番・アルバレス

【ワールドシリーズ第6戦】
○ アストロズ 4 - 1 フィリーズ ●
<現地時間11月5日 ミニッツメイド・パーク>

 アストロズ(ア・リーグ西地区1位)対フィリーズ(ナ・リーグ東地区3位)のワールドシリーズ(WS=4戦先勝、最大7試合制)第6戦が5日(日本時間6日)に行われ、逆転勝利で対戦成績を4勝2敗としたアストロズが、5年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

 アストロズは1点を追う6回、2番・ペーニャの中前打などで一死一、三塁の好機を作ると、続くアルバレスが中堅バックスクリーンを越える飛距離137メートルの特大3ランを放ち逆転。さらに、6番・バスケスの左前適時打で4-1とリードを広げた。

 先発左腕のバルデスは6回2安打1失点の好投。緩急を駆使した投球でフィリーズ打線を翻弄し、5者連続を含む9三振を奪った。7回以降はネリス、アブレイユ、プレスリーが1イニングずつ無失点。バルデスは今シリーズ2勝目をマークした。

 アストロズは第3戦を終えた時点で1勝2敗と劣勢だったが、WS史上初の継投ノーヒットノーランを達成した第4戦から怒涛の3連勝。今シーズン監督通算2000勝を達成した73歳の名将・ベイカー監督にとっては初の世界一となった。

 フィリーズは6回、1番・シュワバーの右越えソロで先制するも、その裏、5回まで無失点だった先発・ウィーラーが一死一、三塁のピンチを招き降板。左の強打者・アルバレスに対し左腕のアルバラドをぶつけたが、痛恨の3ランを浴び逆転された。

 継投策が裏目に出て、第4戦から3連敗。今ポストシーズンは第6シードからナ・リーグ王者まで勝ち上がったが、最後はア・リーグ最高勝率のアストロズに2勝4敗で敗れ“下剋上世界一”とはならなかった。

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ベースボールキング編集部

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