ワールドシリーズ制覇を達成し、選手たちと一緒に喜ぶベイカー監督

【ワールドシリーズ第6戦】
○ アストロズ 4 - 1 フィリーズ ●
<現地時間11月5日 ミニッツメイド・パーク>

 アストロズ(ア・リーグ西地区1位)がフィリーズ(ナ・リーグ東地区3位)とワールドシリーズを4勝2敗で制し、5年ぶり2度目の世界一に輝いた。MVPは同シリーズ打率.400を記録したジェレミー・ペーニャ内野手(25)。ダスティ・ベーカー監督(73)にとっては初のワールドシリーズ制覇となった。

 1点を追う6回、3番・アルバレスが飛距離137メートルの特大3ランを放ち逆転。さらに、6番・バスケスの左前適時打で4-1とリードを広げた。投げては先発のバルデスが6回2安打1失点の快投。3点リードの7回からはネリス、アブレイユ、プレスリーの無失点リレーで締め、本拠地で歓喜の瞬間を迎えた。

 アストロズは今ポストシーズン、怒涛の7連勝でマリナーズとの地区シリーズ、ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズを突破。しかし、フィリーズとのワールドシリーズは初戦で5点リードをひっくり返されるなど、第3戦まで1勝2敗と劣勢だった。それでも、敵地での第4戦をWS史上初の継投ノーヒットノーランで制し、ここから怒涛の3連勝フィニッシュ。本拠地での世界一決定は球団初となった。

 今シーズン監督通算2000勝を達成した73歳の名将・ベイカー監督にとっては初の世界一。試合後のセレモニーでは「最高の気分。ヨルダン(アルバレス)が打ってくれたときから感じていた。このチームは最高のメンバーが揃っている」と破顔した。

 ベイカー監督はチームがサイン盗み問題に揺れる中、火中の栗を拾う形で2020年からアストロズの監督に就任。直後の2月にはアルテューベとブレグマンに寄り添い、サイン盗みに関する謝罪会見に出席した。就任2年目の昨季は地区優勝&ア・リーグ制覇へ導き、不正などしなくても強いことを証明。それでもワールドシリーズではブレーブスに2勝4敗で敗れ、直後に「私にはやり残したことがある」と新たに1年契約を結んでいた。

 73歳でのWS制覇は、史上最年長記録。場内には名将の功績を称えるプラカードも散見され、歓喜の「ダスティ」コールが鳴り響いた。

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ベースボールキング編集部

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