3年目の今季はプロ初勝利マーク、4年目の飛躍に期待
巨人の井上温大投手(21)が6日、侍ジャパンとの強化試合(東京ドーム)で3回1安打無失点、4奪三振の快投を見せた。
初回からキレのある直球を軸に真っ向勝負。1番・塩見(ヤクルト)を148キロの直球で見逃し三振に仕留めるなど無失点スタートを切った。2回は6番・西川(広島)、7番・佐藤輝(阪神)から2者連続の空振り三振を奪取。3回は塩見を再び空振り三振に仕留めるなど、2イニング連続3者凡退で終えた。
4回から2番手・赤星にマウンドを譲り、3回49球、1安打無失点、4奪三振無四球の快投で降板。ノビのある直球で打者を差し込む場面が多く、最速150キロを計測した。
3年目の今季は一軍デビューを果たし、9月23日の中日戦でプロ初勝利をゲット。期待の左腕は“侍斬り”でアピールし、降板後「自分の持ち味のストレートをしっかりゾーンに投げることができました。すごい打者が並びましたが、逃げずに向かっていく気持ちを出して勝負できたと思います。左打者のアウトコースの入り球が抜けてしまい打者有利にしてしまったので、球数を少なくするために初球の精度を高めていきたい。今日の登板は楽しかったですし、すごい自信になりました」と話した。