ノーノー達成の札幌開催も「昔のこと」
NPBエンタープライズは8日、札幌ドームで9日に行われる侍ジャパンの強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」オーストラリア戦の予告先発投手を発表した。
栗山英樹監督のもと初めて国外のチームと対戦する侍ジャパンは、DeNAの今永昇太が先発。今季11勝を挙げた左腕が、2019年のプレミア12以来の代表マウンドに上がる。
今永にとっては、今年6月にノーヒットノーランを達成した舞台での投球となるが、「相手も違いますし、ここでそういう投球をしたというのは昔のこと。また新しい投球をしたい」とコメント。
NPBで使用する統一試合球とは異なる質感で滑りやすいというWBC使用球への対応は、投手陣の間で情報交換を重ねているようで、「探りながらの投球になるとは思いますけど、そんなに気にしなくていいと思っています」と話した。
栗山監督は「まずは先発の今永投手が魂を見せてくれると思う」と左腕に期待。今永は「栗山監督から、『失点をすることよりも全力を出せないことの方がダメなんだ』という話をいただいた。予測していないことも起こるかもしれないですけど、全力を出して素晴らしい投球ができればと思います」と意気込んだ。