日本一連覇逃した悔しさも糧に
今シーズンのプロ野球で最も功績のあった監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が8日、東京都内で開かれ、オリックスの中嶋聡監督が初受賞、ヤクルトの村上宗隆選手(22)が特別賞を受賞した。
村上は日本選手のシーズン最多記録を更新する56本塁打、2004年の松中信彦氏以来となる三冠王に輝き、ヤクルトのリーグ連覇に大きく貢献した。
シーズン終了後も侍ジャパンの一員として持ち前の打棒を発揮している日本の若き主砲は、遠征先で受賞の一報を受け、「光栄に思います。これまで頑張ってきたご褒美かなと思います。最後日本一になれませんでしたけど、名誉ある賞をいただけて良かったです」と喜びのコメントを寄せた。
日本シリーズではオリックスに球団史上初の日本一連覇を阻まれ、「最後勝って終わらせたかった」と悔しさも口にしたが、「そこは来年へ向けて一つ目標を持って頑張れるところ」と前向き。
「成績を残すことはすごく大変なことなので、これを続けていけるように頑張りたい」と、新たな勲章を胸にさらなる活躍を誓った。