豪州との2連戦へ意気込み
野球日本代表・侍ジャパンの中野拓夢選手(阪神)が8日、札幌ドームで行われた公式練習に参加し、オーストラリアとの強化試合へ向けた意気込みを口にした。
東京ドームでの2試合は、いずれも先発出場し、5日の日本ハム戦では今季初めて二塁手として出場。「セカンドを試合で守ったのは1年目入ってすぐくらいの時期だった。不安がありながら守っていましたけど、打球の処理も普通にできた」と頷いた。
所属チームの阪神で“中野コンバート案”が浮上しているなかでの起用だったこともあり、今回の“二塁・中野”は多くの視線を集めたが、中野本人は「ジャパンだけじゃなく、チームに帰っても両方できることで使っていただける幅が広がると思う。とても良い経験ができていると思う」と前向き。
「(阪神・岡田監督が)実際に試合を見たかどうかわからないですけど、自分がセカンドを守って試合をしているということで、来年もセカンドという構想で使っていただけると思う。セカンドも出来るぞというところを見せていきたいと思っています」
プロ2年目で初めて侍ジャパンに選出され、「みんなが注目しているのも感じたので、一層気が引き締まる。やんなきゃいけないと思った」と、日の丸の重みを口にした中野。
「まだヒットを打てていないですし、盗塁もできていない。アピールできていないので、自分の持ち味である積極性を出していきながら、チームに貢献できるようにやっていきたい」と、残り2試合の代表活動で猛アピールを誓った。