ニュース 2022.11.08. 18:29

日本シリーズ史上初の快挙を飛躍の糧に 太田椋はオリックスの新たな柱になれるか

無断転載禁止
日本シリーズ史上初の初球先頭打者本塁打を放った太田 (C) Kyodo News

日本シリーズ史上初の快挙


 11月に入り、本格的なストーブリーグの到来を迎えたプロ野球界。

 侍ジャパンが強化試合を戦っている一方で、多くの選手たちは来季に向けた秋季練習に打ち込んでいる。




 10月30日(日)、オリックスの26年ぶりとなる日本一で幕を閉じた『SMBC日本シリーズ2022』。

 その日行われた第7戦で、日本シリーズ史上初となる「初球先頭打者本塁打」の偉業を成し遂げた男の姿も高知県にあった。

 オリックスの高卒4年目内野手・太田椋。大舞台で大きな仕事を成し遂げた21歳だが、浮かれている余裕はない。来季こそはレギュラーの座を掴み取るべく、優勝パレードが終わってすぐに秋のキャンプに合流した。


「シーズンを通して活躍できるように」


 「1番・一塁」でスタメンに抜擢された第6戦で2安打の活躍を見せると、翌日の第7戦も同じポジションでスタメン出場。ヤクルト先発のサイスニードが投じた第1球目の速球を、迷いのないフルスイングで弾き返した。

 「なんとか良い流れを持って来られるように、どんどん思い切って振って行こうと打席に入っていました。タイミングもしっかりと合っていましたし、良い感触で打てたと思います」と振り返った一打は、そのままバックスクリーン左へ。まさに電光石火の先制劇だった。


 中嶋聡監督は「積極性が欲しいところで、バンバン振っていけるバッターが欲しかった」と、1番に抜擢した理由を説明。

 この抜擢について、太田は「試合前にスタメンが貼り出されるので、そこで知った」とのこと。「ちょっとビックリしましたが、やってやるぞという気持ちの方が強かった」と、前向きに捉えていたと明かす。

 そんな中、「先頭打者なので、自分がしっかりとしたスイングをして“ヨシ、行けるぞ”という雰囲気を作りたかった」という言葉通り、結果は考え得る最高のものに。殊勲の21歳は「自分のスイングができて良かったです」と笑顔で語った。


 日本シリーズでの活躍は「ふつうに嬉しいです。短期決戦なので、割り切って、思い切ってやれているところもあった」と語ったが、「やっぱりシーズン中にあまりチームに貢献できなかったこと。そこは本当に悔しい」と正直な胸の内を吐露。

 将来を担う大型内野手として期待を受けながら、今季は前年よりも少ない32試合の一軍出場に留まり、打率は.196と苦戦。本塁打も1本しか放つことができなかった。

 だからこそ、今は練習あるのみ。「来年はしっかりと、シーズンを通して活躍できるようにがんばりたい」と語り、この秋の経験を糧に来季の飛躍を誓う。

 リーグ連覇と悲願の日本一。勢いに乗るオリックスが黄金期を築いていくためには、太田のような有望株が新たな柱なってチームを支えて行かなければならない。2023年がその第一歩となるのか、背番号31の更なる奮起に期待したい。

【PR】オリックス・バファローズを観戦するなら「DAZN Baseball」

今季リーグ4連覇と日本一奪還を目指すオリックス。エースの山本由伸が抜けた穴を埋めるのは宮城大弥か山下舜平大か先発陣の活躍に注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

楽天モバイルなら追加料金ゼロで
パ・リーグが楽しめる!【PR】

楽天モバイル パ・リーグSpecial

楽天モバイルに申し込み「Rakuten最強プラン」を契約すると、公式戦やオリジナル番組を追加料金0円で楽しめます。携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。パ・リーグをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。

POINT

① パ・リーグ主催の公式戦・オリジナル番組が見放題!

② 見逃し配信にも対応! スマホやTVなど好きなデバイスで視聴可能!

③ キャリア乗換不要。お得で手軽な「デュアルSIM」契約もオススメ!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西