強化試合トリは佐々木朗希
5日から始まった強化試合『侍ジャパンシリーズ2022』もいよいよ最終戦。10日のオーストラリア戦(札幌ドーム)には、佐々木朗希投手(ロッテ)が先発する。
佐々木朗は今季20試合に先発し9勝4敗、防御率2.02、173奪三振をマーク。今年4月にプロ野球史上28年ぶり16人目となる完全試合を達成した“令和の怪物”が、ついに代表トップチームデビューを果たす。
栗山英樹監督は9日の豪州戦後、12安打8得点を挙げた打線を称えつつ、「国際大会ではなかなか点を取らせてもらえないという現実がある。勝ち切るためには、まずはしっかり守るというのが原理原則になる」とWBCを見据えコメント。
「そういう意味では力のあるピッチャーが明日先発するわけで、今年シーズンをあれだけ盛り上げてくれたピッチャーですから、僕もすごく楽しみにしている。このボール(WBC使用球)でどういうピッチングをするのか、ぜひ見届けたいと思います」と、末恐ろしい“次世代エース候補”の代表初登板に期待を寄せた。
佐々木に関しては、かつて中日でプレーした経験を持つ豪州代表のニルソン監督も「評判は聞いている。ボールが速い、3つの球種、そしてコントロールが非常に優れている。実際に対戦してみないとわからないので。明日どんなピッチングをするのか観察しながら対戦したい」と語った。