退団試合で宣言「『熱男』とともに頑張っていきたい」
巨人は11日、今季限りでソフトバンクを退団した松田宣浩選手(39)と、2023年シーズンの支配下選手契約に合意したと発表した。
松田は中京高から亜細亜大を経て、2005年の大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンクに入団。プロ通算17年間で1910試合に出場し打率.265、1831安打、301本塁打、991打点をマークしてきたが、今季は自己最少の43試合の出場にとどまり、打率.204、0本塁打と振るわず9月にファーム降格。
今季終了前にチームから来季の戦力構想外を伝えられ、「まだまだ野球が大好き、まだまだ身体が元気。大好きな野球を辞めるという気持ちには至らなかった」とソフトバンクを退団し、他球団での現役続行を目指す意思を表明していた。
10月1日にはファーム公式戦にて“退団試合”という形で鷹党にあいさつ。「次の舞台でも『熱男』という言葉は連れて行こうかなと思っています。そして『熱男』という言葉とともに頑張っていきたいと思います」と代名詞となった決め台詞でさらなる活躍を誓っていた。
涙の別れから約1カ月が経ち、新天地はセ・リーグの覇権奪還を目指す巨人に決定。球界の元気印はプロ18年目のシーズンもNPBの第一線でプレーする。