「チームに風を吹き込める選手」
今季限りで現役を引退した内川聖一氏が、14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にスペシャルゲストとして出演。
ソフトバンク時代にチームメイトとして戦った松田宣浩の巨人移籍について「もう一度プレーをしている姿が見られるというのは、元チームメイトとしてもそうですし、一人の友人としてもすごく嬉しい」と喜びを語った。
松田は2005年の希望枠でソフトバンクに入団して以来、17年間ホークスひと筋で戦ってきた元気印。計8度のゴールデン・グラブ賞獲得、2018年にはベストナインにも輝くなど、リーグを代表する三塁手として存在感を放った。
しかし、長らくホットコーナーを任されてきた男の勢いにも徐々に陰りが見え始め、ここ2年は116試合→115試合と出場数が減少。今季は43試合の出場に留まり、打率.204で本塁打は0とキャリア最低の成績に終わった。
今年の9月末に突然退団が発表されると、11月11日に巨人が獲得を発表。プロ18年目にして初めてのセ・リーグ移籍が決定した。
内川氏は松田について「チームに風を吹き込める選手」と解説。「試合に出ていてももちろん元気ですが、出ていなくてもチームの雰囲気を明るくできる選手」と持ち前の“熱男”ぶりに触れながら、「ジャイアンツに行ってもあの空気感を持ち続けながら、マッチらしくやってほしい」とエールを送った。
ソフトバンクに移籍して松田と出会い、キャリアを積んでいても関係なく元気に声を出す姿を見て「気付かされたところはありましたね」という内川氏。「ジャイアンツに行っても変わらずやってくれると思います」とつづけ、誰よりも元気にチームを鼓舞する姿に期待を寄せた。
同じく番組に出演した高木豊氏も「長野も復帰してきますからね。入る余地があるかという部分はありますが、松田と長野がベンチに控えているとなると、相手の監督は投手の交代を悩みますよ。強烈な2枚が加わりますよね」と来季の巨人の陣容についても言及。
内川氏も望む「マッチらしさ」で巨人に化学反応をもたらすことができるか。熱男の新たな挑戦から目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』