愛弟子と共に世界一奪還へ
エンゼルスの大谷翔平選手が来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参戦する意思を表明したことを受け、野球日本代表・侍ジャパンを率いる栗山英樹監督が17日、コメントを寄せた。
栗山監督は「大谷選手から直接、WBCへ出場する意向であるとの連絡があり、日の丸を背負う意義、侍ジャパンに対する魂を感じ、受け止めました。メジャーリーグでの激闘を終えたばかりのオフ、来シーズンへ向けての難しいコンディショニング調整をしている中で、早い段階で決断してくれたことは本当にありがたいですし、敬意を表します」と、日本ハム時代にともに戦った愛弟子の決断に感謝。
続けて、「本人とはWBC出場に関してのお願い、話を重ねてきました。日本のために、日本の野球のために、そして日本の子供たちのために、この決断をしてくれたことは、とてもうれしく思うとともに、さらに侍ジャパンを率いる責任を噛みしめています」と話した。
WBCは20カ国が本大会に参加し、来年3月8日に開幕。侍ジャパンは一次ラウンドでプールBに入り、9日から中国、韓国、チェコ、オーストラリアと4連戦を戦う。準々決勝は東京ドーム、準決勝以降は米マイアミで開催され、現地3月21日に決勝戦が行われる。