ニュース 2022.11.18. 20:24

3年ぶり出場の関西大が初戦突破!早瀬監督「リーグ戦同様、ひとつ目の試合は」

【明治神宮野球大会・第1日】
○ 関西大 4 - 1 東農大北海道オホーツク ●
<大学の部・1回戦>

 大会初日の第4試合は、3年ぶり8回目の出場となった関西大と、2年連続4回目の出場となった北海道東農大オホーツクが対戦し、関西大が4-1で勝利した。

 関西大は2回連打で一死二・三塁のピンチを招いてしまい、7番・吉井嵐将(4年・東農大二)は高いバウンドの三ゴロを三塁手・下井田悠人(1年・報徳学園)がファンブルし先制を許す。

 その裏、関西大は二死二塁で先制点を献上する失策があった7番・下井田が、東農大オホーツクの先発左腕・石澤大和(3年・網走南ヶ丘)の124キロのスライダーを捉え、左中間を深々と破る適時三塁打で同点に追いつくと、続く8番・佐藤慶志朗(2年・愛工大名電)が勝ち越しの右前適時打を放ち逆転に成功する。

 関西大は3回から石澤に代わって今秋ドラフトで東北楽天から4位指名を受けた変則右サイドスローの伊藤茉央(4年・喜多方)の前に、3イニングをパーフェクトに抑え込まれる。6回裏、相手の失策で走者が出ると、一死三塁から3番・岑幸之祐(3年・広陵)の当たりは二ゴロだったものの、本塁送球が間に合わず野選となり、追加点。

 さらに二死一・二塁から6番・髙田幸汰(3年・伊川谷北)が、伊藤の真ん中に入った136キロのカットボールを捉えて右越えの適時二塁打でリードを広げた。打たれた東農大北海道オホーツク・伊藤は、7回まで5イニング59球のロングリリーフで1安打2失点(自責0)という結果でプロ入り前、大学最後の登板を終えた。

 一方、関西大の先発左腕・金丸夢斗(2年・神港橘)は、140キロ台中盤のストレートを中心に、スライダー、チェンジアップを巧みに操り、スプリットで三者連続三振を奪うなど4回以降はノーヒットピッチングで圧倒。7回を106球、4安打8奪三振1失点の好投で流れをつくり、2番手・辰巳晴野(4年・米子松陰)も8、9回の2イニングを1安打無失点の好リリーフ。関西大が東農大北海道オホーツクを下し、ベスト8進出を決めた。

▼ 関西大・早瀬万豊監督
「リーグ戦同様、一つ目の試合はずっと金丸できましたので。いいという時に比べたら、ちょっと抜け球があったりとかで。それでも成長を本当にしてきているかなと感じさせた。試合をしっかりつくってくれる。大事なところでも見せてたかなと思う」

▼ 関西大・金丸夢斗投手
「きょうは調子の悪い中で、打たせてとるだったり、変化球をうまく使ったり、そういうのがしっかりできたので試合をつくれたのかなと思う。今までのマウンドとはちょっと違ったので、感覚であったり、イニング間でしっかり確認して調整した」

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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