大谷が参戦表明、最強ジャパン結成に期待大!
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が17日、自身のインスタグラムを更新し、来年3月に開催されるWBCへの出場意思を表明した。メジャーを席巻する二刀流の参戦は王者奪還を目指す侍ジャパンにとって朗報。最終メンバーがどのような顔ぶれになるか今から楽しみだ。
大谷は「シーズン中よりお話しいただいていたWBCの出場に関しましては、栗山(英樹)監督に出場する意思がある旨を伝えさせていただきました。各国の素晴らしい選手や5年ぶりに日本のファンの皆様の前で野球ができるのを楽しみにしています!!」と代表入りを表明。日本ハムに所属していた2017年の第4回大会は右足首の故障のため直前に出場を辞退しており、代表入りすれば初のWBC出場となる。
3大会ぶりの世界一奪還を目指す侍ジャパンにとって、大谷の参戦は最高の補強。ただ、栗山監督率いる侍首脳陣はさらなる強化へ、WBC経験者のダルビッシュ有投手(パドレス)と鈴木誠也外野手(カブス)に加え、日本代表入りの出場資格を満たすラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)とスティーブン・クワン外野手(ガーディアンズ)を招集する方針だと報じられた。
驚異のコンタクト力「デビューから116球空振りなし」
興味深いのはヌートバーとクワンだ。侍ジャパンは過去4回のWBCで日本代表資格を持つ外国籍選手を招集したことはなく、指揮官の本気度がうかがえる。
特にクワンは今季メジャーデビューした25歳で、正左翼手としてガーディアンズの地区優勝に大きく貢献。ア・リーグ9位の打率.298をマークするなど、147試合の出場で6本塁打、52打点、OPS.773を記録した。ポストシーズン(PS)でも全7試合「1番・左翼」でスタメン出場し、打率.300、OPS.777と活躍。ヤンキースとの地区シリーズではPS初アーチを放つなど、チームは敗退したが全5試合連続安打と気を吐いた。
バットコントロールに定評があり、メジャーデビューから4試合連続3出塁以上の新記録を樹立。また、初めて空振りを喫したのはデビューから25打席目で「デビューから116球空振りなし」は、2000年以降の最長記録となった。外野守備も堅実で、今季は主に左翼を守りゴールドグラブ賞を受賞。攻守のバランスに優れた新星として、ア・リーグの新人王投票で3位にランクインした。
侍ジャパンへの招集が実現すれば、新リードオフマンとしての働きに期待が膨らむ。1番・クワン、2番・大谷の並びなら、他国投手陣の脅威となるだろう。