2019年は本塁打王、2021年は侍Jの金メダルに貢献
楽天の浅村栄斗内野手(32)が20日、仙台市内の球団事務所で契約交渉し、4年総額20億円で契約を更改した。
2019年に西武から国内FA権を行使し4年契約で楽天入り。今年8月に海外FA権を取得したが行使せずに残留を決め、今月2日に「石井GMから自分が必要だと言っていただき、すごくうれしかったこと、そして4年間、一緒に戦ってきたイーグルスのメンバー、スタッフ、球団職員の皆さん、日ごろから温かく応援してくださるイーグルスファンの皆さんと改めて優勝がしたいと思いました」と残留の理由を明かしていた。
楽天加入後も大型契約に見合う働きを続けており、2019年にはキャリアハイの33本塁打をマーク。コロナ禍により120試合制だった2020年は、打率.280、32本塁打、104打点、OPS.969の高成績を残し自身初の本塁打王に輝いた。
2021年は18本塁打に終わったものの、リーグ最多の101四球を記録。夏には東京五輪の野球日本代表にも選ばれ、正一塁手として金メダル獲得に貢献した。4年契約の最終年だった今季は打率.252、27本塁打、86打点、OPS.801をマーク。8月19日のロッテ戦(楽天生命パーク)では、佐々木朗希から通算250号となる右越えソロを放った。
移籍後も休まずグラウンドに立ち続けており、西武時代の2016年から7年連続で全試合出場を継続中。今年9月7日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では史上9人目となる1000試合連続出場を達成した。
新天地での4シーズンですでに計110本塁打を放っており、OPSは4年連続で8割超えをキープ。契約を延長した2023年以降も安定した活躍が期待される。(金額は推定)